黄金と豹

………………………………………………

カチ…カチ…

スモーカー「……ιおい、もう2時間は経つぞ…
まだ話は終わらねぇのか…?」

執務室横の応接室。
黄金と宝石で彩られた大きな柱時計は淡々と時を刻む。テゾーロとルッチの居る部屋のドアノブが動く気配は無い。
時計の針とドアを交互に見続けていたスモーカーが焦れた様に呟いた…

♪♪ダカダカダー!…(逃げ音)
エゾホル「…Σ#ぶぁー!またはぐれメタルに逃げられた~ッ!ンガー!#……ん?スモやん今何か言ったモキャ?☆」←ゲーム中


スモ「(…#)…Σιアイツらの話し合いが遅ぇっつってんだよ…!」イライラι

エゾホル「…ι知らねぇっての…☆
…うーん?…まだ出てこないという事は~…つまりヤッてんじゃねぇの?☆」モフ♪
スモ「Σ##適当な事言ってんじゃねぇ!」ガァ#
エゾホル「ιそんなに心配ならスモやんが覗いてみれば良いじゃん…☆」(・ω・`;)モウ…


…ガチャ…☆

スモ「Σιハッ…!」

ようやくドアが開き、室内からテゾーロが出てきた。だがルッチが後からついて来ない…しかも…


テゾーロ「…///はぁ~…楽しかったなぁ……♡
…こんなに満ち足りた気分になったの初めて~…☆♪」ウットリ…♡

スモ「…………ιⅢ???」


何やらうっとり恍惚とした表情で、頬は紅潮していて。…何か服も乱れていないか…??ι


エゾホル「あ、テゾーロさまお疲れさま~☆
…あれっ??ルッチ氏は?☆」

テゾ「ああ、ルッチ君ならまだ中で『寝ている』よ☆」
スモ「Σι寝…ッ!??Ⅲ」ピク


…ι寝ている…??
2時間近くも2人きりで一体何をしていたんだ?……まさかやっぱり…!ι


エゾホル「起こさんでもいいの?☆」(・ω・)
テゾ「…ああ、いいのいいの、大丈夫~♪
起きたら勝手に帰る様に言ってあるからべつに放っておいても平気だよ☆シレッ
…///それより、待たせてごめんね~?スモーカー!☆
ずっと待っててお腹空いちゃったでしょ?お夜食食べに行こうよ!すぐに美味しいもの用意させるから…!☆」ピトッ♡
スモ「ι…ああ……」

甘えた様な口調でスモーカーに寄り添うテゾーロ。ルッチへの態度とは大違い…

一体ルッチとテゾーロの間に何があったのか。
…半端に開いたドアの隙間から、執務室の中が見える。スモーカーがさりげなく中を覗くと…


スモ「ΣΣιⅢ───!?…」ゴーンι


…広い執務室の真ん中で、力尽きた様に床に突っ伏すルッチの姿があった。しかも全裸。
表情は見えない。だが、長く黒い髪は乱れ、その背は汗ばんで紅く、粗い呼吸のせいか大きく上下していて…

…あの姿はまるで事後ではないか。
しかも、テゾーロの態度からしてかなり一方的な行為だった…?ι


テゾ「…スモーカー!早く行こうよ~☆♪」グイグイ
スモ「(…ι)…あ、ああ……Ⅲ」

エゾホル「いてら~☆」(・ω・)バイビー♪

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