黄金と豹

………………………………………

ぷるぷるぷるぷる…♪

スモーカー「…ιまさかとは思うが……」

テゾーロ「ιうん、まぁ…一応出てみないと…
…うちの幹部達かも知れないし…☆」

ガチャ☆…

エゾホル『…ΣιⅢあっ…出た…
ιテっ…テテテゾーロさま~?!…ιえ…えっとぉ~、俺ちょっとそこの執務室に忘れものしちゃったっていうかぁ~、悪いんですけど取り敢えず部屋に入れて欲しいモキャよね~っ?☆
…ιいや~、マジでほんのちょっとだけッ!ね?ね~っ?だから早く能力解いて~!?お願いですからー!!☆Ⅲ』シドロモドロ…ι


スモ「(…ι挙動不審過ぎる…)」
テゾ「(……ι)…ιハァ…ねぇルッチ君、そこに居るんでしょ…?☆」

ス…
ルッチ『…ι貴方が俺を放置したからいけないんだ…!さぁテゾーロ…このタヌキの命が惜しければ速やかに能力を解除してそこから出てきてくれ…!』グイ
エゾホル『ΣιⅢびぇーんッ!
助けてテゾーロさま~っ!もう本当ヤダコイツ~!☆#』エグエグ…ι

…泣きながら助けを求めるエゾホル。まさかルッチがエゾホルの命を盾にしてまで投降を呼び掛けるとは…


テゾ「(…………)」スン…

スモ「#ι…あのヤロウ…!…」ギリ…


テゾ「…分かったよ。今出る……エゾホル、ちょっと待っててね…☆」ス
ルッチ『…///テゾーロっ…!♡』パァ…♪

スモ「Σ!?…おい…ι」

テゾ「………大丈夫だよ、スモーカー…☆」ニコ…
スモ「…!ι」


…ああ、これは……ι不味いな。
穏やかな笑顔の筈なのに、何故か感情を感じない…


……………………


エゾホル「ιⅢひーん…!テゾーロさま~…!☆」エグエグι
テゾ「…エゾホル…怪我は無いね?☆」

黄金の分厚い障壁はまるで波が引く様に薄くなった。ドアから出てきたテゾーロは、先ずエゾホルの無事を確認した…


ルッチ「…///ああ、テゾーロ…!素直に出てきてくれて良かった…!…あの男に何かおかしな事をされなかったか…?ι」バ…!


スモ「……#イラ…」


ゴゴゴ…
テゾ「(………)……ルッチ君…?
…少し執務室でお話しようか…☆」ニッコリ…

ルッチ「……っ…!?ιⅢ」ゾク…ι


笑顔の影に得体の知れない凄まじい圧を感じる。
幾多の現場でも滅多に動揺した事の無いルッチの背に、何か冷たいものが流れた。


……あのテゾーロが怒っている……

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