黄金と豹

………………………………………

ιああ……テゾーロ…一体何処どこに……!

タン…タン…!……
ルッチ「(……ιテゾーロ…)」…スタッ!

テゾーロの行方を探し求め、島中を必死に駆けずり回るルッチ。一度高い木の枝の上に着地してから、どこかテゾーロの姿が無いか目を凝らしている。
どれ程必死に探しているのか…いつも冷静な筈のルッチの額から汗が一筋流れ落ちた。呼吸が粗くなっているのか、肩も僅かに上下している。

怪しい建物や路地裏…森の中や茂みの中までくまなく探しているのにどうしても見付からない。…あの中将風情がどこかに匿ったのか…?
自分はゾオン系の能力者…せめて、テゾーロの気配や匂いさえ捉える事が出来たのなら…

…そうだ。
テゾーロが身を隠しても、悪魔の実の能力&諜報員として修行を積んだルッチの実力に掛かれば、簡単に見付け出せる筈なのに。

スモーカーのモクモクの実の能力は、その煙が目眩ましになったとしても、気配迄は消せない。だとすると………


ルッチ「(!…ι
テゾーロのゴルゴルの実の能力か…!…)」グ…ι

ボルケ島のすぐ近くにドンと停泊している煌びやかなグラン・テゾーロ号。
木を隠すなら森の中、黄金を隠すならグラン・テゾーロ号の中という事か?…やられた…ι…

あの船全体がテゾーロの縄張り…迂闊にそこに侵入する事は出来ない。何故なら…


ルッチ「(……!)」ピク…

!…この気配は…

……………………


エゾホル「///さぁ、俺のお腹いくらモフモフしても良いんですよ?マダム~☆♪」ゲヘヘ…♡
熟女「ま~カワイイ~♪エゾホルちゃんてとってもふわふわしてるのね~?♡」キャッキャッ♪

エゾホル「フッ♪とんでもない…奥さんの方が愛らしいですよ♪キリッ…☆」
熟女「え~?もう♪Σエゾホルちゃんたらお上手なんだからっ!♡」ベシ!
エゾホル「モッキャッキャ~!///♡
さぁ!シャンパン(高級)もう1本開けちゃいましょうか~!☆///パーッといきましょ~う!☆」イエーイ♪

ヌ…
ルッチ「…#随分とお楽しみの様だな?」ドン
エゾホル「ΣιⅢドワァーッ!ルッチ!?☆」
熟女達「「Σ///んまぁ~良い男ね~♡」」ウットリ…♪

…………………………
……………

エゾホル「…Σ#ンガーッ!
ι離せこんにゃろが~ッ!ひとが楽しんでるトコ邪魔すんな!このドラ猫がッ!☆」ジタバタ…

ルッチ「…#うるせぇ、下等獄卒獣が。
渡した金を何に使ってるかと思えば…テメェこそくだらねぇ場末で飲んでるんじゃねぇ…!
…それより、テゾーロの『居場所』を教えろ…!」

エゾホル「Σ#ι熟女未亡人パブは場末じゃねぇだろ!☆(←感じ方には個人差があります☆)
…ιテゾーロさまの居場所なんざ知るかィッ!…ど~せスモやんとどっかしけこんで良いコトしてんだろ~!?☆」ケッ#

Σガッ…!
エゾホル「ΣιⅢぶえぇッ?!☆」ギリギリギリ…!
ルッチ「……Σ###だから阻止するんだ…!
死にたくなければさっさと案内しろ…!…」ゴゴゴ…

エゾホル「ιⅢ…い…今死ぬ゛ぅ~!…」グェェ…Ⅲ


俺だけでグラン・テゾーロに侵入すれば、たちまち黄金に捕らえられ固められる恐れがあるが『コイツ』が居れば…!

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