…一方こちらは宿に残っている動物チーム。


ハットリ『(…ιルッチ、いつものお前らしくないぞ？ιほら、もう艦船に戻ろう…政府の連中にも怪しまれるし…)』ﾎﾟｯﾎﾟｰ!
ファンクフリード『(ιもうおうちに帰りたいよ～…きっとご主人様(一応スパンダム)も心配してるからι)』ﾊﾟｫ…ι


ルッチ「………Ⅲ」ｽﾞｰﾝ…

エゾホル『(…２人もああ言ってるし、いい加減帰れば？テゾーロさまにとって、ルッチは結局ガキ過ぎてお呼びじゃなかったって事モキャ～☆)』ﾓｷｬﾓｷｬ…♪

ルッチ「(…#)…動物の言葉で話し掛けてくるな。貴様は普通に喋れるだろうが…！
タヌキのくせにテゾーロの何が分かる…！」ｷﾞﾛ
エゾホル「Σ#あぁん？タヌキじゃねぇわい！このドラ猫がッ！☆
…ιあのな～？お前だって見てたろ？テゾーロさまは、今はあのスモやんってヒトに夢中なの！お前が入る隙はナシなの！Σナ・シっ！…アンダスタ～ン？☆」

…確かに、テゾーロの事は敵対視していたし、初めの出会いも最悪だったし、世界政府の諜報員という自分のイメージも最悪だった。
だが、自分はテゾーロの魅力に気付いてしまった。もっと深く…もっと仲良くなってテゾーロの全てを知りたい…
だとしたら、誤解を解いて、どんどん己という人間をテゾーロに知って貰わねば…！


ルッチ「(……)…ιテゾーロはまだ俺の魅力を知らないだけだッ…！」ｸﾞ…ι
エゾホル「ιうわ～、何だコイツ諦め悪ぃ～！何だその『俺はまだ本気出してないだけ』感は！
…あとポンポンとテゾーロさまを呼び捨てにすんなや！天上金納めねぇぞ？#」
ルッチ「貴様にその権限は無いだろうが」ﾌﾝ
エゾホル「テゾーロさまにお前の態度を言い付けてやるだけモキャ☆」ﾌﾟｲ
ルッチ「ιおいバカやめろ#」


…ｽﾗｯ…ﾀﾝ!
テゾーロ「…ιああ、やっぱり居る…☆」ﾊｧ

ルッチ「…Σ///テゾーロっ！？」ﾊﾞ!

スモーカー「(……)」ﾁｯ…

大量の土産物屋の袋を下げ、２人は帰ってきた。
ルッチの姿を見てどこかげんなりとした顔をするテゾーロ。

ルッチ「…Σι///あ、あの…テゾーロ…！」ﾊﾟｧ…♪
ｽ…
テゾ「ルッチ君、これお土産のお饅頭ね…たくさんあるから艦船の皆と食べてね☆
…で、私達これから温泉入りに行きたいんだよね☆…だから、その…ルッチ君達はそろそろさぁ？…ιほら、艦船の皆も心配して～…」ｺﾞﾆｮ
ルッチ「！…
…ιⅢ俺に帰れと…おっしゃるのですか…！？」

テゾ「…Σιｷﾞｸ！…ιいや、まぁその……☆」
スモ「(……)…ιあのな…そもそもテゾーロは、温泉に疲れを癒しに来ているんだよ。それなのに、お前が来たせいで余計疲れちまってるじゃねぇか…これ以上迷惑掛けねぇ内にさっさと帰りやがれ…！」ｼﾞﾛ

ルッチ「(無視)……テゾーロ…
俺は…まだ貴方とお話したいんだ…ι…」ｼﾞ
テゾ「…ιⅢぅ…そんな目で見ないで～☆」ｳｳ…ι
スモ「ι絆（ほだ）されるな！」

普段は強気そうな態度なのに、捨てられた子猫の様な目でテゾーロに訴える…

テゾ「Σιと、とにかくっ…！
私はもうお風呂行ってくるからっ…ιじゃあね、ルッチ君！☆」
スモ「…今度こそ艦船に帰れよ？」ﾌﾝ
…Σｽﾊﾟﾝ!

ルッチ「Σιテゾーロっ…！」

エゾホル「あ～あ～☆」(･ω･)ｽﾝ


またしても目の前で勢い良く襖（ふすま）は閉められた…

ルッチ「…ιⅢ」ｽﾞｰﾝ…
ハットリ『(…ιルッチ…もう帰ろう？)』ｸﾙｯﾎﾟｰι
ファンク『(ι帰りましょ～？)』ﾊﾟｫ…ι
エゾホル「そうそう、はよ帰り～☆」ｼｯｼ!

ルッチ「(……)…ιこうなったら…俺も風呂に行くッ…！」ｽｸｯ
エゾホル「ιいや、話聞いてた？☆」(･ω･`;)


あわよくばテゾーロの艶肌も拝めるだろう…←