黄金と豹
…イラッシャイマセ~♪…ガヤガヤ…
テゾーロ「///うーん…甘い♡美味しいね~☆♪」ホワン♪
スモーカー「……ああ。」サクサク…
温泉の吹き出る間欠泉のある公園を見て回り、土産物屋をあちこち冷やかして、2人は温泉街の一角にある甘味処へ。テゾーロは栗ぜんざい、スモーカーはかき氷(抹茶小豆)で一息…
チラ…
テゾ「ι…ああ、まだこんな時間か。
…ルッチ君もう帰ってくれてるかな~☆ι」ハァ…
ポケットの中の懐中時計をチラリ…宿を出てからおよそ3時間は経過した。
スモ「(……)…もし居たらどうする気だ?」
テゾ「え…と…☆ι」ウーン…ι
スモ「ハァ…お前なぁ…ι
あの手の輩はしつこいんだぞ?…あのカジノでそんな危ない目に遇う事は無いかもしれねぇが…」
テゾ「(……)…ιあ~…それは…まぁたまに…ゴニョ…」
スモ「(あるのかよι)」スン
テゾ「…ιいやでも、あんな若そうな子が私にそこまで執着するなんて~☆…ねぇ…」ハハ…ι
スモ「…俺だってお前より若いと思うが?」チラ
テゾ「ιえ?…スモーカーって今幾つ?☆」
スモ「36」シレッ
テゾ「Σ!…ιええ?…うっそ…!☆
45~6くらいかと思ってた…!Ⅲそ、そっか~☆(…5才差かぁ…///)」ヘェ…ι
スモ「…俺はそんなに老けて見えるか?ι」
テゾ「Σιうぅん!…老けてるっていうか、渋くてカッコ良いよ♪それにとっても落ち着いてるし…だから、きっと私よりも年上なのかな?って思って…☆♪」
スモ「……………おう。」ポツリ
スモーカーの機嫌は急上昇した!←
テゾ「…それにしても、宿にまだルッチ君居たらどうしようかな…いっそ私達の方がグラン・テゾーロに戻った方が良いのかなぁ…☆ι」
スモ「折角温泉の島に来たのにか…?」
テゾ「(…!)……そうだよね!
この島に来た目的は、温泉を楽しむ事だ☆
…ιあの雰囲気だと、ルッチ君はもう私に『迷惑』は掛けてくる事も無さそうだし…Σよーし!それなら、いっそ堂々と振る舞っちゃおう!☆♪」
スモ「ならそろそろ宿に戻るか。」サラサラ…
溶け掛けのかき氷を流し込む。
味が自慢という宿の晩飯も楽しみだ。一緒の部屋で食べれる様にと、テゾーロがわざわざ手配してくれた。
俺よりも5つ歳上のテゾーロ。
その割には子供っぽくて天真爛漫で無邪気で……
どうやら俺の事を落ち着いている男と思っている様だが、もし俺がテゾーロの耳許で『今夜は期待している』と呟いたら、テゾーロはどんな顔をするかな…?♪