黄金と白煙
テゾーロに無体を働いた男は、気絶したままGー5の船に連行された…
テゾーロ「…本当にどうもありがとう♪スモーカー中将!☆…もし貴方が来てくれなかったら私……」
スモーカー「(……)…あいつを黄金で固めちまうところだったか?」
テゾ「……ιっ……まぁ…そうかも…☆」
スモ「この国では、お前の機嫌ひとつで罪人が簡単に地獄に落ちるシステムだもんな。」ハッ
元海賊というだけで、どうしてもトゲを含んだ言い方になってしまう。テゾーロはただスモーカーに礼を言っただけなのに…
テゾ「……ι☆」シュン
スモ「…さて、講習は済んだし罪人も乗せた。俺達はもう帰る…」ザッ…
テゾ「ιあ、あの…スモーカー中将…?☆」オズ…
スモ「……あぁ゛?…これ以上何の用だ。」ジロ
テゾ「(……)……ιいえ、その…やっぱり良いです…
ごめんなさい…忙しい所引き留めちゃって…☆ι」
スモ「(……)」フン…
テゾ「……☆ι」
葉巻の煙を漂わせながら、振り返りもせず去ってゆくスモーカー。
テゾーロもそれ以上何も言えず、背中に背負った『正義』の文字を見送るしかなかった…
…………………………………………
金持ち男「ΣιⅢぎゃあ~ッ!?止めろォォ~!」…Σドカッ…!
隊員1「うっせぇなー!的がやかましく喚いてんじゃねぇよ~!♪」ヒュン!…ドカッ!
隊員2「大人しくしてろって!動いたら本当にヤベェ所に刺さっちまうぜ~?♪」ゲラゲラ♪
たしぎ「Σι容疑者をオモチャにしてはいけませんっ!」
軍艦の甲板上下卑 た笑いが響く…どうやら、隊員達はあの連行した男を取り囲み的に見立て、ナイフ投げをして遊んでいる様だ。そこに…
ザッ…
スモ「基地に連行する前に殺す気か、バカ野郎共が…!
俺はコイツに少し聞きてぇ事がある…お前ら、少しの間あっちに行ってろ……」
たしぎ「?ι…スモーカーさん?」
スモ「(……)…お前もだ、たしぎ。
さっさとコイツ等を連れて行け……」
……………………………………
スモ「…フー…さて……
お前は『テゾーロのストーカー』だった…間違いねぇな?」
男「Σι#なッ…誰がストーカーだ!失礼なっ!…
私はテゾーロの『恋人』だぞぅ!?」フン!
スモ「(……)…その『恋人』に逆間接決められた挙げ句に、地獄の穴に落とされそうになってんのにか?…健気 なこった。
だが、テメェ……
そんな恋人である筈のテゾーロに『金を積めば簡単に媚びる』って…罵ってなかったか…?」
『簡単に足も開く』…と言うのは避けた。
男「…ιふ、ふんッ…!
そりゃあテゾーロには大勢の『パトロン』が居るからな…!
ιだがしかし!本当に愛しているのは私なんだ!これからだって身も心も金もテゾーロに捧げて…!」
スモ「……安心しろ。
お前をしょっぴいた後、テゾーロはお前に関わる全財産を没収しに掛かっている。
『刑期』を終えて出る頃には、お前の住んでた場所にゃペンペン草一本生えてねぇだろうよ…」
男「ΣιⅢそんな…!?…て、テゾーロ…!ι」
スモ「(……)…随分と熱烈な愛情表現だな。」
男「ιⅢ#くそーッッ!!…」
スモ「所詮 は海賊……
『本質』は変わらねぇって事だ…」プカァ…
海賊はどこまで行っても海賊だ。
スモーカーは過去に、アラバスタという国でその恐ろしさを体験していた。
男「……ι海賊だと…??
ιふん…まぁお前みたいな中将風情は知らないだろうがな…テゾーロが『海賊になる前』の事を…!……」
スモ「?…海賊になる前…?ι
…どうせチンピラくずれの類いだろうが…」
男「…V.I.P.カジノの金持ちや貴族達の間では、密かな噂になっている事さ…ι
…テゾーロは…『天竜人の奴隷』だったって噂がな…!ι」
スモ「………!」ピク
男「ιテゾーロは勿論否定するだろうが、噂になっているのは確かだ…!
…天竜人の奴隷の身体には必ず『天駆ける竜の蹄』の焼き印がある…!
だが私は、テゾーロが奴隷だなんて信じてはいないさ…!
………///ιしかしそれを証明する為には、テゾーロを裸に剥いて身体の隅々まで確かめてみないとぉ~……」ハァハァ…♡
…ΣΣガンッッ!!…
男「ΣιⅢぼべぇッッ…!?…」ガクーン…Ⅲ
スモ「……胸糞の悪い野郎だ…#」
脳天に大十手の一撃を喰らった男は再び気絶した。
…やはり人払いをしておいて良かった。
こんな話、Gー5内に広がっても厄介だし…
その噂話が本当かどうかは一先ず置いておいて、テゾーロが本当に海賊になりたくてなったのかは怪しくなってきた。
…ゾロゾロ…
隊員1「…おーい!スモやーん!話終わったか~?♪」
隊員2「ιあれっ?何かコイツ気絶してね…??」ツンツン…ι
スモ「…ああ、気にするな…」
隊員3「なぁ、基地に着くまでまだコイツで遊んでても良いだろ~?♪」
スモ「(……)…まぁ死なない程度に遊べ……」スタスタ
たしぎ「Σιスモーカーさんっ?!だから容疑者で遊んじゃダメですよッ!」
…テゾーロは、あの時俺に何を言おうとしていた?
テゾーロ「…本当にどうもありがとう♪スモーカー中将!☆…もし貴方が来てくれなかったら私……」
スモーカー「(……)…あいつを黄金で固めちまうところだったか?」
テゾ「……ιっ……まぁ…そうかも…☆」
スモ「この国では、お前の機嫌ひとつで罪人が簡単に地獄に落ちるシステムだもんな。」ハッ
元海賊というだけで、どうしてもトゲを含んだ言い方になってしまう。テゾーロはただスモーカーに礼を言っただけなのに…
テゾ「……ι☆」シュン
スモ「…さて、講習は済んだし罪人も乗せた。俺達はもう帰る…」ザッ…
テゾ「ιあ、あの…スモーカー中将…?☆」オズ…
スモ「……あぁ゛?…これ以上何の用だ。」ジロ
テゾ「(……)……ιいえ、その…やっぱり良いです…
ごめんなさい…忙しい所引き留めちゃって…☆ι」
スモ「(……)」フン…
テゾ「……☆ι」
葉巻の煙を漂わせながら、振り返りもせず去ってゆくスモーカー。
テゾーロもそれ以上何も言えず、背中に背負った『正義』の文字を見送るしかなかった…
…………………………………………
金持ち男「ΣιⅢぎゃあ~ッ!?止めろォォ~!」…Σドカッ…!
隊員1「うっせぇなー!的がやかましく喚いてんじゃねぇよ~!♪」ヒュン!…ドカッ!
隊員2「大人しくしてろって!動いたら本当にヤベェ所に刺さっちまうぜ~?♪」ゲラゲラ♪
たしぎ「Σι容疑者をオモチャにしてはいけませんっ!」
軍艦の甲板上
ザッ…
スモ「基地に連行する前に殺す気か、バカ野郎共が…!
俺はコイツに少し聞きてぇ事がある…お前ら、少しの間あっちに行ってろ……」
たしぎ「?ι…スモーカーさん?」
スモ「(……)…お前もだ、たしぎ。
さっさとコイツ等を連れて行け……」
……………………………………
スモ「…フー…さて……
お前は『テゾーロのストーカー』だった…間違いねぇな?」
男「Σι#なッ…誰がストーカーだ!失礼なっ!…
私はテゾーロの『恋人』だぞぅ!?」フン!
スモ「(……)…その『恋人』に逆間接決められた挙げ句に、地獄の穴に落とされそうになってんのにか?…
だが、テメェ……
そんな恋人である筈のテゾーロに『金を積めば簡単に媚びる』って…罵ってなかったか…?」
『簡単に足も開く』…と言うのは避けた。
男「…ιふ、ふんッ…!
そりゃあテゾーロには大勢の『パトロン』が居るからな…!
ιだがしかし!本当に愛しているのは私なんだ!これからだって身も心も金もテゾーロに捧げて…!」
スモ「……安心しろ。
お前をしょっぴいた後、テゾーロはお前に関わる全財産を没収しに掛かっている。
『刑期』を終えて出る頃には、お前の住んでた場所にゃペンペン草一本生えてねぇだろうよ…」
男「ΣιⅢそんな…!?…て、テゾーロ…!ι」
スモ「(……)…随分と熱烈な愛情表現だな。」
男「ιⅢ#くそーッッ!!…」
スモ「
『本質』は変わらねぇって事だ…」プカァ…
海賊はどこまで行っても海賊だ。
スモーカーは過去に、アラバスタという国でその恐ろしさを体験していた。
男「……ι海賊だと…??
ιふん…まぁお前みたいな中将風情は知らないだろうがな…テゾーロが『海賊になる前』の事を…!……」
スモ「?…海賊になる前…?ι
…どうせチンピラくずれの類いだろうが…」
男「…V.I.P.カジノの金持ちや貴族達の間では、密かな噂になっている事さ…ι
…テゾーロは…『天竜人の奴隷』だったって噂がな…!ι」
スモ「………!」ピク
男「ιテゾーロは勿論否定するだろうが、噂になっているのは確かだ…!
…天竜人の奴隷の身体には必ず『天駆ける竜の蹄』の焼き印がある…!
だが私は、テゾーロが奴隷だなんて信じてはいないさ…!
………///ιしかしそれを証明する為には、テゾーロを裸に剥いて身体の隅々まで確かめてみないとぉ~……」ハァハァ…♡
…ΣΣガンッッ!!…
男「ΣιⅢぼべぇッッ…!?…」ガクーン…Ⅲ
スモ「……胸糞の悪い野郎だ…#」
脳天に大十手の一撃を喰らった男は再び気絶した。
…やはり人払いをしておいて良かった。
こんな話、Gー5内に広がっても厄介だし…
その噂話が本当かどうかは一先ず置いておいて、テゾーロが本当に海賊になりたくてなったのかは怪しくなってきた。
…ゾロゾロ…
隊員1「…おーい!スモやーん!話終わったか~?♪」
隊員2「ιあれっ?何かコイツ気絶してね…??」ツンツン…ι
スモ「…ああ、気にするな…」
隊員3「なぁ、基地に着くまでまだコイツで遊んでても良いだろ~?♪」
スモ「(……)…まぁ死なない程度に遊べ……」スタスタ
たしぎ「Σιスモーカーさんっ?!だから容疑者で遊んじゃダメですよッ!」
…テゾーロは、あの時俺に何を言おうとしていた?