予知夢(骸夢)
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“六道君へ
こんな形で手紙を残してしまって、ごめんなさい。
六道君とは今日まであまり話していなかったけれども、話せて良かった。
私、正直六道君のことを好きになりかけてた。
単純な女だね。
今日まで付き合ってた彼氏に振られて、優しくしてくれた六道君に簡単に気持ちが傾いてしまいました。
きっとそれは、六道君がそれだけ魅力的だったからなのだと思います。
でも、私の嫌な所をこれ以上六道君に知られたくありません。
まだ、彼を殺したい気持ちが抑えられない。
だから、私はこの世界から消えます。
愛していた彼を殺さないように。
六道君にこれ以上惚れないように。
今日はありがとう。
さようなら。
ナマエより”
屋上に残されていた手紙。
僕はそれを屋上で読んで、ポケットにしまった。
「バカな女ですね…ナマエさん。」
僕があの時、ナマエさんに声をかけなければ
僕があの時、ナマエさんを止めなければ
何か変わっていたのかもしれない。
「好きになりかけてた、なんて…」
僕はもう、好きになっていたのに。
何故、僕を好きになってくれなかったのか。
それだけ、彼が忘れられなかったのか。
「さようなら、ナマエさん。」
自殺は地獄行きだとよく言います。
だから、巡り会う事も無いでしょう。
僕もきっと地獄行きなので、そちらに逝った時は、僕から告白させてくださいね。
END
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