ドッペルゲンガー
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「でもよ、ナマエはそいつに自分が不利になるような悪戯はされてねぇんだろ?だったら良いじゃねぇか。」
山本は気楽だよね。
いや、ポジティブなのか。
『だって気味が悪いじゃん。私にまったく記憶が無いんだよ?』
「もしかしてナマエ、それが話したくて授業出たの?」
ツナが呆れた顔をしている。
『あぁ…そうだね。なかなかゆっくり話せないし。』
私は普段授業に出ない。
でも昼休み、私はツナ達とは一緒に居ない。
彼氏…雲雀先輩と過ごすから。
「全く、普段もちゃんと出なよ。」
『はは…まぁまぁ、ツナ。気にしない気にしない!それよりドッペルゲンガーについて真面目に考えてよ。』
―ズキッ―
『っ、』
頭が痛い。
突然の頭痛に頭を抑えたけれど、その痛みは一瞬で消える。
「どうかしたのかよ?」
『何でも…ない。』
「?」
獄寺が不思議そうに私を見る。
今の一瞬の痛みは何だったのだろう。頭の中に、何か言葉を囁かれた気がする。
―キーンコーンカーンコーン―
「今日の授業は此処までだ。みんな、しっかり復習するように。」
「きりーつ。礼!」
授業も終わって、昼休みになった。
『私、雲雀先輩の所に行ってくる。』
「うん。雲雀さんとは上手くいってるの?」
『え?…あぁ、ラブラブだよ。』
「ラブラブって…気持ち悪りぃな。」
『うるさい獄寺。じゃあね!』
そうだ、雲雀先輩にも相談してみよう。
もしかしたら何か良い方法を考えてくれるかもしれない。
―ズキッ―
『うっ』
また、頭が痛くなった。
先程と同じでその痛みは一瞬で終わる。
『っ、何なの!もう…』
頭に浮かぶ言葉。
“忘れないで…”
私が、何を忘れているんだ。