輪廻(骸夢)
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『うー、さむっ』
外は、意外と寒かった。
さっきまで寝てたからかな?
『……』
最近、殺される夢を見る。
疲れてるのかな。
イヤだな。
「こんばんは、ナマエ。」
『あ…えっと、六道君?』
六道君が、私の後ろから現れた。
おかしいな、足音とか聞こえなかったのに。
「クフフ、骸と呼んでください。今日もボンゴレ10代目の家に行っていたんですか?」
『うん、そうだよ。』
「ナマエとボンゴレは、本当に仲が良いですね。」
六道君が優しく笑う。
だから私も、嬉しくなった。
『私とツナって、何だか前世から仲が良かったのかなって思うの。
まだ子供なのに、私達はこんなにお互いを愛しているから。』
嬉しすぎて、六道君に話した。
ツナにも話した事がない。
だって、笑われたらイヤだから。
「えぇ。とても仲が良かったですよ。」
『え…』
「何度巡っても、貴女達は何度も結ばれる。」
『あ、あの、六道君…』
何を言ってるの?
「何度殺せばナマエは、僕のモノになるんですか?」
―ザシュッ―
『う…あ…』
視界が反転して、真っ暗な空が目の前に広がる。
私、刺された?
「次会う時は、是非骸と呼んでください。」
『な…んで…』
「前のナマエも、僕を骸とは呼んでくれませんでしたから。」
あぁ、そっか。
最近見ていた夢は、前世の記憶だったんだ。
「ナマエ。」
『……』
「クフフ。また、会いましょう。」
私はまた、生まれ変わる。
そしてまた、ツナを愛する。
そしてまた、殺される。
終わらない輪廻
END