輪廻(骸夢)
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時々、殺される夢を見る。
殺されなきゃいけない理由は思い当たらないけど、妙にリアルだった。
「ナマエ、起きろよ!」
『んっ……あれ、ツナ?』
ツナに揺さぶられて、目を覚ました。
そういえば、学校帰りにツナの家に遊びに来てたんだ。
『私、どれくらい寝てた?』
「1時間くらい。」
『えっ!?』
そんなに!?
『ごごごごめん!!せっかく遊びに来てたのに!!』
「いや、気にしないでよ。寝顔眺めてたから、暇じゃなかったし。」
『ツナ…』
寝顔眺めてたって、それ凄く恥ずかしい…
『あ、でも、もう帰らなきゃ。』
「そうだね。」
『ごめんね、ツナ。』
「気にしないでよ、ナマエ。」
抱きしめられ、私の唇にツナの唇が重なる。
「少しでも一緒に居れて、良かった。」
『私もだよ……スキ。』
私達は幼いながらも、ちゃんとお互いを愛している。
きっと、前世も愛し合っていたんだ。
「送るよ。」
『大丈夫だよ。そんなに暗くないし、ツナのお母さんがそろそろ夕飯出来るみたいだし。』
玄関まで来たいい匂い。
今夜はカレーかな?
「でも…」
『また明日ね!ちゃんと宿題やるんだよ!!』
「……うん。」
本当は送ってもらいたかったけど、そんな迷惑かけられない。
『おじゃましましたー』
また明日、会えるんだから。
今夜寂しくなったら、明日は沢山甘えよう。