遊園地(骸・雲雀・ベル夢)
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それからいろいろなアトラクションを回った。
コーヒーカップにも乗ったし、他の種類のジェットコースターにも乗らされた。
どうしてこう気分が悪くなる所ばかり連れて行くんだ。
「ナマエちゃん、大丈夫?」
『う…うん。』
ミョウジ君の手も避けて、自力で立つ。
座りたい。すっごく座りたい。
でも、みんなはまだまだ遊ぶ気みたいだ。
「じゃあ、ナマエも疲れてるみたいだし次で最後にしよっか!」
助かった。
そう思ったけど、そんな思いもすぐに踏みにじられる。
「ラストはやっぱ、お化け屋敷でしょ!」
もう、本当に嫌だ。
『あの…お化け屋敷はやめない?』
「え?何で?」
『だって…』
怖いじゃないか。
「大丈夫だよナマエちゃん。俺が一緒にいるから。」
『いや…あの…』
困る。
***
お化け屋敷の前に来てしまった。
怖い。
気のせいか、寒気もする。
みんな入って、あとは私とミョウジ君のペアだけだ。
「じゃあ、行こうか。」
『…はい』
早く終わらせて、早く帰ろう。
じゃないと、じゃないと……
『もっと…怖い事になる。』
「え?」
『いや、なんでも。』
暗い部屋。
不気味な雰囲気。
嫌だな…
「ナマエちゃん、怖そうだね。」
『きゃ!』
腰に腕が回された。
その人が近い事はわかるけど、暗くて顔がよく見えない。
『やだ…離して…』
「大丈夫。俺が守ってあげるから。」
どうしよう。嫌だな。
こんな所“あの人”に見られたらおしまいだ。
居るわけがないのに、嫌に心配してしまう。
「う…うわあぁぁぁ!!」
『な、何!?』
突然。
すぐ側にあったミョウジ君の気配が消えた。
そしてその叫び声の主は、ミョウジ君のものだ。
『やだ、何…ミョウジ君…?』
ゆっくり進もうにも、怖くて体が動かない。
震える。