異変(骸夢)
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「眠気はありますか?」
『あまり。』
「そうですか。では、先生が来るまで僕も此処に居ますよ。」
『え、そんな!!大丈夫だよ!!』
保健室に連れてきて貰ったのに、そこまでしてもらうのは申し訳ない。
昼休みもそろそろ終わる。
「僕がいるのは…迷惑ですか?」
『そういう訳じゃ…』
「だったら…良いですよね?」
ベッドの横の椅子に腰掛け、骸君が笑った。
『……』
「……」
『……』
「……」
沈黙が、重い…
こんな事なら、やっぱり帰って貰えば良かった。
「ナマエさん。」
『ん?』
「もしもの話をしましょう。」
『…え?』
もしもの話?
「僕は、ある日突然やってきたごく普通の転入生です。」
『まぁ…普通…?』
「普通、です。」
『…うん。』
ちょっと違う気がする。
「そんなごく普通な転入生がもしも、実はマフィアを潰そうと考えていたら…どうです?」
『どうって…別に、何とも。マフィアを潰す事だって、悪い事をするわけじゃないし。』
私に影響があるわけじゃないし。
「クフフ…悪くないですね。」
『はぁ…』
「ではもし、その為にこの黒曜中をのっとろうと考えていたら…?」
『……まさか。』
「クフフ。もしも、ですよ。」
もしも。
そう言って、骸君は笑った。
そう、どうせもしもの話なんだ。
『私なら、こんな中学校はのっとらない。此処に強い人は居ない。』
「クフフ、なるほど。ナマエさんなら…どうしますか?」
『私なら…もし、私がマフィアを潰すなら、まず情報を持ってそうな人を見つける。
それで、マフィアを特定してから…この中学校を……利用、して……』
あれ?
何だか、急に意識が…