異変(骸夢)
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異変は、給食の後からだった。
『……ダルい。』
誰に言ったわけでもなく、ただ独り言を漏らす。
給食の後から、ずっとそうだ。
何となく頭が重い。
眠い。
ボーッとする。
風邪かな?
「ナマエさん?どうかしましたか?」
『骸君…』
心配してくれたのか、骸君が声をかけてくれた。
…この人って結構、気遣いの紳士だよね。
『少しダルくって。』
「おや?風邪、ですかね。今の時期、気を付けた方がいいですよ。」
『…うん。』
やっぱり、風邪なのかな。
こんなにカッコイイ骸君に心配されると、何だかくすぐったい。
別の意味で熱が上がりそうだ。
「ナマエさん。」
『はい?』
「具合が悪いのなら…保健室に行きますか?」
『えっ』
この人が言うと、保健室がとても卑猥に聞こえる。
でも確かにダルいから、保健室に行っておこうかな…
『うん、行く。』
「クフフ…良い子ですね。」
頭を撫でられた。
本当に、爆発してしまいそうだ。
「保健医は…留守みたいですね。」
『…うん。』
骸君は、ボーッとする私の手を引いて、保健室まで連れて来てくれた。
保健医が居ないんじゃあ…仕方ない。
教室に戻ろうかな。
『骸君、あの…』
「ナマエさん。とりあえず、ベッドで休んでてください。」
え?と聞き返す前に有無言わずベッドに連れて行かれた。
『で、でも、先生が居ないよ?』
「その内来ますよ。それまで休んでなさい。」
軽い命令口調に、何だか反論出来ない。
私は、大人しく布団に潜った。