雛(リボーン夢)/死ぬ気ヒロ
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『……よし。』
ピクピク痙攣する鳥を見て、ナマエは地面に穴を掘り始める。
「…おい。」
『なーにー?』
「なにしてんだ。」
『わからない?穴を掘ってんの。鳥の墓。』
「……」
いろいろと、ツッコミがある。
まだ、その鳥は生きてるとか
そこ、段の真下だから誰かしら踏むだろ、とか
そんなに浅い穴、墓とは呼ばねぇ、とか。
『…よしっ。』
何が良いのか、ナマエは浅い穴に鳥を入れ、土を上からかける。
鳥はまだ痙攣していて、土を被っても微かに振動しているのがわかる。
「お前、酷いよな。」
『えー?』
「生き物を簡単に潰しやがる。」
『違うよ、簡単に潰れちゃったんだよ。』
「ツナ達の気持ちを知っていて、それを持て遊ぶ。」
『私はツナ達を好きだよ。ただ、感情が少し違うだけ。』
「……」
この女は、危険だ。
「ナマエがもし…マフィアの世界に通用する力があったとしても…」
絶対に、ボンゴレに入れねぇ。
そう言い放つと、ナマエは少し眉を動かした。
『全く、リボーンは苛めるのが好きだね。』
「……」
『私がセックスを好きな理由、教えてあげるよ。』
ナマエは、怪しい笑みを浮かべると、俺に抱きついた。
「…離せ。」
『 』
耳元で囁いたナマエ。
あまりにも小さな声で、聞き逃しそうになる。
「……」
『だから、リボーンが大きくなったら、ヤろーね。』
―キーンコーンカーンコーン―
『あ。チャイム。』
俺から離れて、ナマエは体を立たせた。
『じゃあまたね、リボーン。』
「…あぁ。」
ナマエの顔は見なかった。
いや、見れないのかもしれねぇ。
「……」
―バァンッ―
痙攣していた土にめがけて、銃を撃った。
血が土に滲むと共に、痙攣も治まる。
「…クソが。」
“リスカ以上に死にそうになれて、命を感じるのって…セックスでしょ?”
妙に納得した、自分がいた。
終わり