一夏の体験(骸夢?)
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「ナマエさんを引っ張った時に、ついたんですね。」
私を?
『何で私を引っ張った時なの!?』
怖い、怖い!!
この人達が友人を殺したんだ!!
「クフフ。何故?ですか…貴方が、この友人を殺したからですよ。」
『え…』
何をおかしな事を言っているの?
『わ…たしが…友人を…殺すわけ…』
「ナマエさん。」
私は、ゆっくり六道君を見た。
六道君は、優しい顔つきをしている。
「貴方…何故ずっと、ソレを握っているんですか?」
『ソレ?』
六道君が指す方の手を見ると…
『っ、イヤァァッ!!』
私の手に握られているのは、血のついた包丁。
『そ、んなっ…』
呼吸が、乱れる。
頭が、痛い。
「ナマエさん…貴方、その友人が憎かったのでは?」
『え…』
私は、死体となった友人を見た。
そして自分の制服を見ると、大量の返り血がついている事に気が付いた。
『わた…し…』
憎かった?
友人が?
「ナマエさん。友人の名を教えてください。」
『名…』
友人の、名前
そんなの、思い出したくもない。
『ねぇ…いつまで見てるの?そろそろ帰ろうよ…』
「…あぁ、ナマエか。やっぱり来たのねー。」
『え?』
「アンタみたいな弱虫、一人じゃ何も出来ないもん。」
『……そんなこと、ないよ。』
「は?何言って……キャアアッ!!」
―ザシユッ―
『ねぇ…私、もう帰りたいな。』
「……」
『ねぇ…帰ろうよ…』
『そん、な…っ』
繊細に、頭の中で甦る記憶。
私が、殺ったの?
「クフフ…ナマエさんは、ここの噂を上手く利用しようとしたんですね?」