gatta(骸夢)
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「あ、骸さーん!!捕まえたんれすか?」
「えぇ。少々ひっかかれましたけど。」
「…構いすぎなんじゃ」
千種は半ば呆れ気味に、僕の腕の中にいる猫を見た。
「クフフ、可愛くてつい…ナマエが人間だったらもっと面白そうですね。」
「……」
「れも、何で今日はそんなに逃げたんれすか?」
犬の言葉に、ナマエの耳がピクピクと反応した。
「クフフ…今日はナマエをお風呂に入れる日ですからね。」
『ニ゛ャーッ!!!』
お風呂。という言葉に、ナマエはまた暴れだした。
「クフフ…暴れないでください。」
『ニャーッ!!フーッ!!』
「ふー。」
暴れるナマエの耳元で、僕は息をふきかけた。
『にゃっ!!』
「クフフ。では、お風呂に入りましょうね。」
くたっとしたナマエの頭を撫で、僕はお風呂場へ向かった。
「なぁなぁ、柿ピー。」
「…何。」
「ナマエが人間だったら、骸さん…どうやって育てるんらろ?」
「…想像したくない。」
そのあと、建物からはナマエの叫び声が響いた。
親バカと言われたって構いません。
僕は、ナマエが大好きなんです。
終り