狂っているヒト(骸夢)
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そして、3ヶ月後。
「骸さん…」
「何ですか、犬。」
「ナマエ…ちょっと可哀想れすよ。」
「おや。何故です?今のナマエはきっと幸せですよ。」
「骸さん…」
「失礼。僕はナマエの部屋へ行きます。」
―コン、コン―
「ナマエ、良いですか?」
―キィッ―
『骸さん!!どうしたんですか?』
ドアを開けてくれたのは、僕の愛しいナマエ。
「クフフ…ナマエに会いたくて来ました。入っても良いですか?」
『あ、はい。どうぞ。』
彼女は、笑顔で僕を部屋に入れてくれた。
『今、友達とお話していたんです。』
「おや。それはお邪魔しました。」
『いいえ、大丈夫ですよ。』
そう優しく笑うとナマエは、頭蓋骨を棚に戻した。
「クフフ…お友達は何て言っていましたか?」
『え?…ふふ。内緒、です。』
照れたナマエは、また別の頭蓋骨を2つ出してきた。
『聞いてください、骸さん。最近お父さんがお母さんを怒らせちゃって。』
「おや。それはいけませんね。」
僕はナマエの持った頭蓋骨を撫でた。
「仲直りしてください。ナマエが心配していますよ。」
『骸さん…』
「クフフ。」
僕はナマエに口付けをした。
『む…骸さん!!お父さんとお母さんの前で…!!』
「クフフ、すみません。」
ナマエを友達とご両親の首と同じ部屋で生活させた。
最初は黙っていたナマエでしたが、ある日骨になった友達とご両親と会話をし始めた。
「ナマエ…貴方は今、幸せですか?」
『はい!!お父さんやお母さん…友達もいて、骸さんもいる…これほど幸せな事はありません!!』
「クフフ…それは良かった。」
愛しすぎて監禁をして、その子の友人や家族を殺した僕と
大きなショックを受けすぎて見分けもつかない沢山の頭蓋骨に囲まれて幸せそうに暮らすナマエ。
狂っているのは、どちらですか?
終わり