嫌われ番外編(ツナ夢)
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「ほ、本当?」
『嘘ついてどうするんですか。』
そう言って、ナマエちゃんは俺の隣に座った。
「ふぁ~あ…あ、ゴメン。」
風が気持ち良くて、あくびが出た。
『眠いんですか?』
「んー…うん。」
『……』
すると、ナマエちゃんは正座を少し崩した体制になって
『寝ますか?』
…って、膝を叩きながら言った。
「な、何言ってんだよ!!」
『眠かったら、どうぞ。』
「~~っ」
これは、俺の根性を試されているんだろうか…
ここでやめたら、からかわれるんだろうか。
……此処にリボーンが居たら、“根性なしが”とか言われそう。
あ…もしかして、これってナマエちゃんと話すチャンスかもしれない。
それに、本当に眠いし…
あぁぁぁっ
でも俺には京子ちゃんが…
でもでも、女子の膝枕なんてチャンス、もう二度とないかもしれないし…
「じゃあ、お願い。」
『はい。(今の間は…?)』
俺は人生初、膝枕を経験した。
『寝づらくないですか?』
「…うん。」
眠くて眠くてしかたない…
「ナマエ…」
『はい。』
「俺は、いつか全部受け入れたい。」
『……』
「いつか、俺も…強く…なるから…」
『……』
「だから…いつか…」
『…沢田綱吉?』
「スー…」
『寝た…?』
「ん…スー」
『10代目…』
ツナの髪を撫でながら、話し始めたナマエ。
『あたしも、いつか…10代目と共に任務を遂行出来る事を、祈っています。』
「……」
『今は無理でも…終えたら、あたしは…』
「……」
きっと、今日の僕らは気持が通じ合ったと思う。
“君と、友達になりたい。”
終わり