嫌われ番外編(ツナ夢)
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「…え」
いつから、起きて…?
『あたしもたぶん、沢田綱吉の立場だったらそうするし。』
「……」
『何より、あたし達は仲良くなれる筈がないんですよ。』
「な、んで…」
『仲良くする気が、ないからです。』
「……」
そう言ったナマエちゃんの顔は、夕陽のせいか
俺には悲しそうに見えた。
「それは…ナマエちゃんが?俺が?」
『さぁ…でも、突然全てを受け入れなくても良いと思いますよ。』
「……」
『あたし達が今、話している事でも大きな一歩じゃないですか。』
「だって、それは…」
周りに、人がいないから…
『じゃあ、あたしは帰りますね。』
「あ…」
立ち上がって、扉に向かったナマエちゃん。
待ってよ
もっと
もっと君と話したいんだ。
どうして、そんなに優しくいられるの?
どうして、そんなに強いの?
「っ、ナマエ!!」
『……』
呼び止めると、ナマエ…ちゃんは振り向いた。
「あ、その…俺さ、」
『……』
「これから、寝ようとしてたんだけどさ…」
『……』
「一人だと、心細いからっ」
『……』
「一緒に、いてくれる?」
俺は、何て卑怯で醜いんだ。
“一人だと心細い”なんて、
ナマエに言って良いわけないのに…
『あたして良ければ、一緒にいます。』