嫌われ番外編(ツナ夢)
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本当は、仲良くなりたかったんだ。
―ガチャッ―
「…何でナマエちゃんが?」
『……』
俺はその日、たまたま暇だった。
山本は部活で、獄寺君はサボりで帰った。
帰っても、リボーンに厳しくしごかれるだけだし…
俺は、屋上で時間を潰そうと思った。
なのに…
「…ナマエ、ちゃん?」
『……』
屋上に入ると、背中を向けて横になっているナマエちゃんが居た。
そういえば…朝以来、見かけていない。
「あの…ナマエちゃん?」
『……』
無反応。
「…?」
ナマエちゃんに近づいて、顔を覗きこんでみた。
『スー…』
「…寝てる?」
いつから寝てたのか…わからないけど、ナマエちゃんは気持ち良さそうに眠っていた。
「……安心しきった顔だなぁ。」
普段の教室では、想像がつかない。
「隣、座るね。」
『……』
俺は眠っているナマエの隣に腰をおろした。
「…ナマエ、ちゃん。」
『……』
「本当に寝てる?」
『……』
「急に、起きないでね?」
『……』
夕陽のせいか、俺はどうも感情的な気持ちだった。
ナマエの安心しきった寝顔を見て、何だか切なくなった。