嫌われ番外編
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この並盛に来て、少し経つけど
街並みをまだ覚えてない。
『…散歩に行こうかな』
あたしは、初めて街を探検する事にした。
賑やかな店通り
元気な声が沢山聞こえる。
…うん。
元気になれそう。
『はっ!!』
前方に山本武と獄寺隼人がいる。
…今日は静かに過ごしたいなー。
あたしはソーッと後ろを向いて、引き返そうとした。
―ドンッ―
『ぶっ』
「わっ!!」
山本武と獄寺隼人を警戒していた為、人とぶつかってしまった。
『あ、ごめんなさいっ』
「いや、俺の方こそ…」
目が合った瞬間、お互い固まった。
「ナマエちゃん…」
『じゅ…沢田綱吉…』
「10代目!!ご無事ですか!?」
「あれ?ナマエじゃねぇか。」
『…こんにちは』
あぁ、出会っちゃった。
「んな所で何してんだよ?」
獄寺隼人こそ、こんな所で歩き煙草なんてしたら見付かりますよ。
なんて、言えるわけもなく…
『引越して来てから、あまり出かけなかったから…街中を覚えるついでに散歩です。』
あたしは馬鹿だ。
正直に答えなければ良かった。
「そっか。んじゃあ、俺達が案内してやるよ!!」
山本武が楽しそうに笑った。