嫌われ番外編(千種夢)
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『カレー出来ましたよー。』
「びょん!!」
「待ってました。」
珍しく、集まりが良い。
『いただきます。』
「いただくびょんっ!!」
「クフフ…いただきます。」
ナマエとの関係は
まるで、主婦の交流
そんな感じみたいだ。
「…いただきます。」
『千種君、このカレー粉美味しいですね。どこのですか?』
「…自家製。」
『すごっ!!マジですか!?あたしも作ってみようかなー…』
「……持って行く?カレー粉もカレーも少し余ったし。」
『持って行きます!!ありがとうございます。』
「……」
「なんらコイツ!!ニヤけてんじゃねぇぞムッツリ!!」
「ニヤけてないし。」
『……(表情がわからない)』
「クフフ…ナマエ、食事が終わったら殺り合いませんか?」
『遠慮します。明日も学校なんで。』
「おや…残念ですね。」
「……」
時々、考える。
どうしてナマエが並盛で嫌われているのか。
面倒だからあまり首突っ込まないけど。
『今日はありがとうございました。』
「別に。」
『カレー粉の勉強しますね!!』
「……」
どうして、ナマエが嫌われるのかなんて
俺にはわからない。
関係ない。
「今度、黒曜の近くのスーパーでセールやるんだけど…チラシ、いる?」
『欲しいです!!!』
ナマエにチラシをあげると、目を輝かせていた。
『じゃあまたタイムセールで会いそうですね。』
「うん。まぁ、頑張れば。」
『はいっ。』
「あと…」
『?』
「俺はアンタの事、嫌いじゃないから。」
『…ありがとう。では、また。』
ナマエは軽くお辞儀をして帰った。
ナマエがどう思ったかはわからない。
でも、笑ってくれた。
「……」
俺にはナマエを助ける事も
支える事も出来ないけど
またスーパーで会いたいって思った。
終わり