嫌われ番外編(千種夢)
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毒針とクナイがぶつかり合った。
「やるじゃん。」
『そちらこそ。』
「あらっ!!1つ残ってて良かったわー!!」
「……」
『…え』
「これで今日はしょうが焼きよー」
「やったー!!ママ♪」
あっさりと、親子に肉を取られた。
『あたしの…肉…』
「……」
考えてみればさ、何で肉ごときにこんなにムキになってたんだ。
バカバカしい…
『う~っ』
「…ねぇ。」
『はい?』
「今日俺んち、カレー作るつもりなんだけど来れば?」
『え、良いんですか?』
「肉の詫びもかねてね…そのかわり、野菜カレーだけど。」
『あたし、野菜カレー好きです!!ではあたしも、お詫びに手伝いますよ。』
「……」
何だろう、この関係。
友達?
戦友?
どれも違う気がする。
「ただいま。」
『お邪魔します。』
「ひゃあっ!?ナマエらびょん!!」
「クフフ…おや、ナマエじゃありませんか。千種、買い物ってこれの事ですか?」
「違います。」
「ナマエー!!一緒に遊んでくらさい!!」
『あたし、これから皆の夕飯作るから他の人と遊んでてください。』
そんなに長くない髪を結って、俺のエプロンを着たナマエ。
「クフフ、制服にエプロンですか…千種も男の子ですねー。」
「……」
「おや?図星ですか?ん?」
「……」
「あの…千種?」
「じゃあ俺は野菜洗うから、どんどん切って。」
『あ、はい。』
「シカトですか?そうですか。放置プレイですか。良いですよ…犬ー僕と遊びましょう。」
「えー…俺、机の上片付けるから一人で遊んでてくらさい。」
「……クブッ」
『あの、千種君…六道骸泣いてますけど…』
「放っておいて良いから。」