嫌われ番外編(ディーノ夢)
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「ハッ、ハッ…」
早く、部下を呼ぼう。
何で俺、こんな時に携帯持ってねぇんだよ!!
―ドテッ―
「ブッ!!」
またコケた…
「クソッ…んな事してる場合じゃねぇだろ…」
早く部下を呼ばねぇと…
「…ボス?どうしたんだ、こんなところで。」
「ロマーリオ…っ、ナマエを…ナマエを助けてくれ!!」
「うおっ!?」
俺は夢中で、ロマーリオの腕をひいた。
―ドガーンッ―
「……」
「…嘘だろ」
目の前で爆発した屋敷。
周りの戦いの音も一度なくなる。
「ナマエっ!!」
「ボス、入ったら駄目だ!!」
「離せよ!!ナマエ、ナマエ!!!」
『何ですか?』
「うぉあわっ!!!!」
俺の後ろから現れたのは、傷だらけのナマエだった。
「…ナマエ?」
『これ、首です。早く持って行ってください。』
ポイッ、と投げられたのはさっきの奴の首。
「あ、あぁ…」
本当だったら、“こんな危険をおかしてまで”って怒りてぇ。
でも、俺にソレを言う権利はねぇ。
もしも、“誰のせいでこうなったと?”なんて言われたら言い返せねぇ。
『それで、ですね…ディーノさん…』
「?」
『疲れました。あたし、そろそろ倒れたいです。だからこの首をロマーリオさんに持って行ってもらうので、ディーノさんは…あたしを運んでくれませんか?』
「あぁ、わかった。安心して寝ろ。ロマーリオ、頼むぞ。」
「あぁ。」
『良かっ…た…』
―バタン―
「ナマエ!?」
宣言通り倒れたナマエはただ気を失っていて、俺はナマエを抱えてゆっくり歩いた。