嫌われ番外編(山本夢)
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「…何で知ってんだよ。俺マニア?」
『そんなわけないでしょう。最近、練習日数が増えていましたから。』
「……」
だから、
その余裕が…
「よし!!んじゃあ、平和に殺り合うか!!」
『はい?』
「ついて来いよ。」
何かまだギャアギャア騒いでいたけど、引っ張って行った。
―カキーン―
『…何これ』
「バッティングセンターだろ。」
そう、俺がつれてきたのはバッティングセンター。
『あたし、野球ってやったことないですよ。』
「とにかくボールが来たらバットで打てば良いんじゃね?」
『プッ…適当だなぁ。』
お。笑った。
―カキーン―
『わっ。またホームランですか。』
「まぁ、これくらいな。」
何本か打つと、ナマエは少し驚いていた。
普段とは違って、明るい
「ナマエもやってみろよ。」
『あたし、やったことないから…下手ですよ。』
「良いから、やってみろって。」
余裕、なわけなかった。
でもここで勝負したかった。
―カキーン―
『あ…ホームランだ。』
「……」
あぁ、やっぱりムカつく。
何でも余裕でかわすし。
その余裕が、俺を焦らす。
クラスで嫌われても、仲間を作ろうとしないで一人でいるナマエ。
俺には真似できねぇ…
仲間の居ない学校に…
しかも、全員が敵なのに
―カキーン―
『やたっ。ホームラン。』
「……」
そんなふうに、俺もなりてぇ。