嫌われ番外編(雲雀夢)/本編“訪問者”雲雀語り
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お願い…れす。骸さんを、止めてくらさい…」
「……」
殴っても、
殴っても殴っても
同じ事を繰り返し言う獲物。
「ねぇ…君さ、ナマエの何?」
別に、どうでもいい。
僕には関係ない。
ただ何となく思っただけだから。
「ナマエは、俺の…大切なお友達れす…」
友達…ね。
「ふぅん。興味ないけど。」
「それより、ナマエを…」
「うるさい。僕は助けに行かないよ。」
「テメェ…何言ってるんだびょん!!」
当たり前だよ。
何で僕が助けなくちゃいけないの?
弱いのが悪いのにさ。
「僕は学校に勝手に入った六道骸を追い出しに行くだけだよ。」
「……」
獲物から離れて、トンファーを持った。
「それで?六道骸は何処にいるの?」
「あ…体育館…」
僕は体育館に向かった。
いそいでない。
別に急ぐ程の事でもない。
「委員長?これ、新しい書類を…」
「あとでね。」
「あ、はい。…委員長、速いな…」
弱いからって、簡単に死んだらダメだよ。
ナマエを咬み殺して良いのは僕だけだ。
―ギギィィィッ―
「やぁ。他校生が何してるの?」
END