嫌われ番外編/文化祭後編
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「おや?恭弥じゃないですか。」
「何でいるわけ?」
「クフフ、嫌ですねぇ。文化祭があると聞いたので、遊びに来たんですよ。」
「……」
雲雀恭弥が、チラッとあたしを睨んだ。
きっとあたしが呼んだと勘違いしているんだ。
『(違いますよ。あたし、誘っていませんからね。)』
「……誰に呼ばれて来たの?」
アイコンタクトで何とか通じたのかな…
「一昨日、犬がナマエの台本を持って来ましてねぇ。今日が文化祭と書いてあったので。」
「……」
えっと…それは、あたしのせいですか?
「ハァ…できるだけ僕の前に現れないでよね。ナマエはコレ、衣装。」
『は、はい…』
六道骸の腕から離れて、袋に入った衣装を受け取った。
『……』
これは、うん。
ぴらっという音が合っている。
「クフブッ…似合いそうですねぇ。」
今最後にブッて吹き出しましたよね。
どうせあたしにドレスなんて似合いませんよ。
「気合いで早く着てね。」
『あの…これ、どれくらいの早さで着替えるんですか?』
「30秒の時間をあげるよ。」
無理です。
―ピンポンパンポーン―
「シンデレラを演技する生徒は、体育館に集まってください。」
『うわっ…結局##NAME3##君、帰って来なかったな。』
「あぁ、彼なら来ませんよ。」
六道骸…いつも以上に怪しいオーラーが出てますよ。
「どういう事?」
ホラホラ。
雲雀恭弥も怒ってるじゃないですか。
「クフフ…それは「ナマエー!!」」
かぶった。
見事にかぶったよ。
『って犬!?』
どうして犬が…王子の格好してるの!?
「見てくらさい!!王子れすー。」
『え?あれ…あの、どうして…』
混乱をしていると、六道骸が笑いながら…
「王子役の山田内という方には眠ってもらっているんですよ。」
…と、答えた。
いやいや。
ヤバいですよ。
王子が居ないってどうなるんですか。