ヤキモチ(京子夢)/思春期番外編
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「ナマエ」
学校帰り、門から出たら名前を呼ばれたから、振り向いた。
『…髑髏?』
珍しい。
骸の方じゃ、ない。
『どうしたの?』
「あ…その…」
可愛いなぁ、髑髏。
俯いてモジモジしちゃって。
わざわざ並盛に来たんだから、用事があるんだろうな。
「今日……なかなか、来ないから。」
『あぁ、今日はちょっと学校長引いちゃって。』
「そう…」
『もしかして、待っててくれたの?』
「っ、」
小さく頷く髑髏。
あぁ、可愛い!
少しずつではあるけど、髑髏はあたしに心を開いてくれている。
それはとても嬉しい事だ。
『髑髏、可愛い。』
「え…」
ちゅ、と小さく音をたてて髑髏の頬にキスをした。
一瞬何が起きたのか理解が出来ないらしい髑髏は、ボーっとした後頬を紅く染める。
「あ…あの…」
『ん?』
「う、しろ…」
『後ろ?』
後ろって、どうしたんだろ………
『き、京子…』
「……」
笑ってる。
京子が、無言で可愛い笑顔を浮かべている。
これは、怒ってるんだ。
しまった。
あたしとした事が、ここが並盛中だと忘れてた。
『あ、あの、京子…』
「一緒に帰ろうと思ったから声かけようとしたんだけどね」
『え、』
「私がいたらお邪魔みたいだから先に帰るね。バイバイ。」
『えぇぇっ!待って、京子!』
京子を追うとすると、髑髏に腕を掴まれた。
『髑髏?』
「行っちゃ、ダメ。」
『っ、』
何だこの子!
めちゃめちゃ可愛いな!
「ナマエ…私と居て?」
『…髑髏?』
ん?
何か、違和感?
『お前骸だろ。』
「クフフ、バレてしまいましたか。」
このやろう!
いつから変わってた!
「ナマエがクロームにキスした後からは僕ですよ。クフフ、それにしても良い気分です。」
『離して。京子の所に行くから。』
「何故です?僕と居てください。」
『何で?』
「ナマエと居たいからです。本音を言うと、京子の所へ行ってほしくない。」
『~っ、』
腕を振り解こうと思っていたのに。
骸はズルい。
でも、京子が…
でも、今骸が…
あぁもう!
優柔不断すぎる自分!