一週間(雲雀夢)/死ぬ気ヒロ
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火曜日
カーテンがなくなったせいで、日差しが少し眩しく感じる昼休み。
ナマエは応接室に来た。
『恭弥、カーテン返しに来たよ。』
「そう。でも、そんなに破けてるなら要らないよ。」
昨日、結局ナマエは沢田綱吉とてるてる坊主プレイとやらをしたのかな?
どちらにしても、どうしてカーテンがそんなにボロボロになるんだい。
『じゃあ捨てて置いて。』
それは君がやってくれないかな。
「…わかったよ。」
言えたらどんなに良いか。
「………何してるの。」
僕の上に跨ぎ、シャツのボタンを外すナマエ。
『気持ちいいコト。』
「カーテン無いから、見えるよ。」
『だから跨ってんじゃん。恭弥の背中で見えないって。』
「そうかな。」
『そうだよ。ほら黙って。』
「ん…」
椅子の軋む音が、妙にリアルだった。
カーテンが無かったからいつもより応接室が明るくてそれにも興奮する。
『ふぅ…気持ちよかった。』
「良かったね。」
『恭弥も気持ちよかったでしょう?』
気持ちよかった。
確かに、認める。
でも、今の僕の状態を言葉で表すなら…そう、ぐったりだ。
ナマエもよく体力もつな。
上だったのに。
「ナマエ。僕これから見回りに行くけど、どうする?」
『え?じゃあ、帰るよ。』
「ワォ。まだこれから授業あるよね?」
『今日骸と会う約束してるんだ。』
「…骸?」
僕はナマエと付き合っている。
でも、他の男との関係を許している。
でも、骸は…気に入らない。
「ナマエ。」
『何…わっ』
制服を着ようとしていたナマエを思い切り抱きしめた。
ナマエはじっとしていて、僕の背中に腕を回そうともしない。
『んっ』
ナマエの首に吸い付いて、痕をハッキリと付ける。
くだらない事かもしれないけど、僕はナマエを止められないから。
だからせめて、痕だけつけたいんだ。
「…骸咬み殺したい。」
『はは、2人とも同じ事言ってる。似てるね。』
向こうも僕のことそんな風に言ってるんだ。
『じゃあ、また明日ね。』
「うん」
ナマエは僕の気持ちを知ってか知らずか分からないけど、笑顔で応接室から出て行った。
火曜日、群れを沢山潰した。