本当にあった怖い話し(ヴァリアー)
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「チッ…カス共が。」
ボスが、震えながら立ち上がった。
きっと怒りの震えだ。
「ボケッとしてねぇで、さっさとお祓いでも何でも頼みやがれ!!」
恐怖の震えかよ!
ふざけんなバーカ!
『ボス、落ち着いて!私達ヴァリアーがお祓いなんて頼むわけにいかないじゃない!』
「そうねぇ…ちょっと間抜けね。」
「非現実的。金の無駄だよ。」
よし、ルッスーリアとマーモンはまだ私の味方だ。
このままいけば、幽霊疑惑も解消される。
…ん?
解消されて、どうなるんだ?
「…だが、俺は実際に金を盗られてる。もし、幽霊じゃないなら一体誰が…」
『!』
そうだ、幽霊を否定したら人間だって…
犯人が私だってバレてしまう…!!
「まさか、この中に『あー!そういえば、私も幽霊見たわ!!すっっごく怖かった!』
レヴィの言葉を最後まで言わせないように、かぶった。
「ナマエの必死な顔の方が怖いよ。」
マーモン酷いっ
『で、でもね、その……そう!お風呂場!変な声が聞こえたの!』
「女の声か!?」
『そう!苦しそうだった!』
よしよし、レヴィが食い付いた!
「ナマエも?これは怖いわねぇ。」
ルッスーリアも信用しはじめた。
どうやら、ルッスーリアの信頼度はレヴィ<<私<<<<越えられない壁<<<<ボスらしい。
私とボスが幽霊を信じるなら、ルッスーリアも信じるのだろう。
『じゃあ、お祓いをしなくちゃね!』
「「「おぉ!!」」」
私の声にレヴィ、スクアーロ、ボスが大きく反応した。
……今のはちょっと怖かったわ。
『……っていう事があったのよ、ボンゴレ10代目。』
「怖いってどの辺が!?俺はナマエが一番怖いよ!!」
10年後の世界に来たボンゴレ10代目と暇つぶしに、ヴァリアーの思い出話をしていた。
『あれ以来、カジノは控えるようにしたわ。』
「そこ!?誤解といてレヴィって人に金返してあげなよ!」
『私を暗殺したババァと間違えた罰よ。』
「自分の事を棚に上げて…!!」
ふぅ、と飲んでいた珈琲のカップを置いて立ち上がった。
『これは2人の秘密ね。』
「銃ちらつかせながら言うなよ!」
『喋ったら覚えてなさい。』
―カチャッ―
「ヒィィッ!レバー引くなって!わかったから!」
あぁ、ボンゴレ10代目は面白いな。
『じゃあ私、そろそろ戻るね。バイバイ、ボンゴレ10代目。』
「う…うん(ナマエって怖っ)」
(カジノやってから帰ろー)
(懲りてないし!)