本当にあった怖い話し(ヴァリアー)
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『これは日本に伝わる怪談です。
実際にあった話だと聞いている。
放課後、学校にいた京子という少女はトイレに行きたくなった。
いつもは一緒に来てくれる友人も帰ってしまい、仕方なく1人でトイレに。
いつも友人が一緒な分、放課後の誰も居ないトイレに京子は違和感を覚えていた。
一番奥のトイレに入る。
……と、暫くして扉の下の隙間から足が見えた。
上履きをはいた、ここの生徒だ。
扉の向こうにいる人は、京子の入っているトイレの扉をコンコンと叩く。
他のトイレは空いている筈なのに。
京子も急かされた為、ちょっと待ってと声をかけながらトイレの水を流した。
そして扉を開けるが、そこには誰も居ない。
他のトイレも扉が開いていて、使われていないようだ。
不気味に思いながらも、手を洗う京子。
そこでふと気がついた。
先程の生徒は、いつこのトイレに入ったのだろう?
今居ない事にも疑問がある。
だが、トイレに誰かが入って来たという気配が無かった。
最初から居なければ有り得ない話だ。
そして、鏡越しに先程自分が入っていたトイレを見る。
そこには、』
「う゛お゛ぉぉおぉぉいぃぃっ!!!」
『スクアーロうるせぇぇ!!』
――…
『あーあ。最悪。せっかく良いところだったのに。』
「うししっ、マジビビりすぎじゃね?キモい。」
「ビ、ビビビビってねぇぞお!」
「そこまで古典的にビビる人も珍しいね」
「ナマエ!次は俺が話す!」
「あらん、レヴィも何かあるのかしらん?」
「くだらねぇ、ガキ騙しじゃねぇか。」
今、私達ヴァリアーは屋敷で暇つぶしにホラー話をしている。
意外にもみんな乗り気なのだ。
結構良い歳なのに。
『ボス、何でルッスーリアの手握ってんの?』
「あぁ!?握ってねぇよカス!!」
『握ってんじゃん!ルッスーリアちょっと引いてるじゃん!』
「良いのよナマエ。ボスはちょっとビックリしちゃっただけだから。」
『ルッスーリア優しい…!!』
「それで、次はレヴィだったわね?」
ルッスーリアがレヴィに話をふると、レヴィは咳払いして話し始めた。