思春期番外編(骸夢)
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―10分後―
『…何してんの』
骸と落ちた階段に戻ると、骸・サワダツナヨシ・ホモ野郎・野球馬鹿が、その場に座り込んでいた。
「ほら、やっぱり告白の手紙なんですよ。全く!身の程をわきまえなさい。」
「趣味の悪い野郎も居るもんだな。レズってわかってて告白するのか。」
「ご、獄寺君!後ろ…」
「はい?」
「お、ナマエおかえりなのなー。」
『勝手に何してんだ!!』
骸の手には、一枚の紙。
「先程の手紙です。」
『あたしだってまだ見てないのにさ…』
「やっぱり男ですよ。」
『見せて。』
骸の手から手紙を奪って、内容を見る。
“初めまして。
突然の手紙ですみません。
僕はずっと、ナマエさんが好きでした。
勿論、貴女が笹川さんを好きだという事は知っています。
でも、どうしても僕の思いを知って欲しかった。
今日の放課後、体育館裏で待ってます。”
『……名前が入ってない。』
「名前を入れても、誰かわからないと思ったんじゃないですか?」
確かに。
「クフフ、告白なんて…良い度胸してるじゃないですか。彼の命は放課後までですね。」
「骸、今はナマエちゃんの体なんだからあまり暴れないでよ。」
『ていうか、どうやって戻るのコレ?嫌だよ、数日もやり過ごすの。』
「あぁ、この体でお風呂ですか…良いですね。」
『あたしの体を抱きしめるな!』
何だか今日の骸気持ち悪い!
『それより、サワダツナヨシ達は早く教室行きなよ。』
「え、でもナマエちゃんは…」
『あたしは今教室に行けないし、骸には任せたくない。』
「ナマエは僕と一緒に居たいみたいですよ。」
『見張る意味でね。』
「(かみ合ってない…)そっか。じゃあ、俺達行くね。」
あ、そういえば。
『骸から事情は聞いた?』
「うん。ナマエちゃんが告白の手紙見て、何で骸じゃないのー!って泣きながら抱きついて階段から落ちたんでしょ?」
『階段から落ちたしか合ってねーよ。』
「イタいです!髪引っ張らないで!」
朝からどっと疲れた。