一年は十二ヶ月(沢田夢)
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十一月にくちづけ
ツナ君って呼んでくれたから、俺も思い切ってナマエちゃんって呼んでみた。
そしたら頬を紅くして、それでも嬉しそうにえへへと笑ってくれた。
なかなか前に進めなかった俺たちにとって、これは大きな一歩だったと思うんだ
。
でも俺は一応男だし、欲もある。
手繋いで歩きたいしキスだってしたい。
今日はナマエちゃんを俺の家に招いた。
よく考えたら初めてだったから、妙に緊張する。
チビ達が散らかしてなければ良いんだけど。
「き、汚い所だけど…適当に座って。」
『ううん、凄く片づいてるよ。綺麗だね。』
そりゃあ、昨日必死になって片づけたから。
「麦茶で良い?」
『ありがとう。』
「……」
ドキドキする。
ナマエちゃんは今、緊張してないのかな。
見た感じだと何も変わらないけど。
でも、俺たちは少し不器用だから、思っている事がどんなにくだらなくても言葉
にしなくちゃいけないと思うんだ。
それくらいやらなきゃ、また不安になるんだ。
「俺、さ…少し緊張してるんだ。ナマエちゃんは?」
ナマエちゃんは麦茶を一口飲んでから少し驚いたかのように俺を見た。
まるで俺が言った事が意外だったみたいに。
『私も…緊張してる。多分、ツナ君よりも。』
「お、俺の方が緊張するよ!」
『私の方が緊張してるって!男の子の部屋入るの…初めてだから。』
「え…」
うわ、ヤバい。
何だか嬉しい。
ていうか可愛い。
いや、愛しい?
「ナマエちゃん。」
『ん?』
「その…キス、して良い?」
『えっ、えぇ!?』
わぁ、慌ててる。
そりゃあそうか。
いきなりキスして良いかなんて聞かれたら俺だって慌てる。
でも全然そういう雰囲気じゃなかったし、断られても仕方ないかな。
『私も、したい…キス。』
「ほ…本当に!?」
『…うん』
ナマエちゃん、顔真っ赤だ。
きっと俺も真っ赤だけど。
「じゃあ…」
『んっ』
ナマエちゃんの肩に手を置くと、ピクリと反応した。
後ろのベッドに押し倒したいなぁ、なんて変態みたいな考えが浮かんだけど今の
俺にも余裕が無い。
ゆっくり顔を近付けるとナマエちゃんは目を閉じる。
「……」
『ん…』
ナマエちゃんの唇は柔らかくて、少し震えていた。
やっと、やっとキス出来た。
キスが出来たらもっとナマエちゃんが愛しく思えてきた。
『ぷはっ』
「あれ?息止めてた?」
『うん。』
「鼻で息すれば良かったのに。」
『あ、そっか。緊張しすぎて忘れてた。』
「ははっ」
『あははっ。ねぇ、ツナ君。』
「うん?」
『もう1回ちゅーして?』
「…うんっ」
2回目のキスでは、ナマエちゃんはちゃんと鼻で息をしたらしい。
(1回と言わず何度でも)
ツナ君って呼んでくれたから、俺も思い切ってナマエちゃんって呼んでみた。
そしたら頬を紅くして、それでも嬉しそうにえへへと笑ってくれた。
なかなか前に進めなかった俺たちにとって、これは大きな一歩だったと思うんだ
。
でも俺は一応男だし、欲もある。
手繋いで歩きたいしキスだってしたい。
今日はナマエちゃんを俺の家に招いた。
よく考えたら初めてだったから、妙に緊張する。
チビ達が散らかしてなければ良いんだけど。
「き、汚い所だけど…適当に座って。」
『ううん、凄く片づいてるよ。綺麗だね。』
そりゃあ、昨日必死になって片づけたから。
「麦茶で良い?」
『ありがとう。』
「……」
ドキドキする。
ナマエちゃんは今、緊張してないのかな。
見た感じだと何も変わらないけど。
でも、俺たちは少し不器用だから、思っている事がどんなにくだらなくても言葉
にしなくちゃいけないと思うんだ。
それくらいやらなきゃ、また不安になるんだ。
「俺、さ…少し緊張してるんだ。ナマエちゃんは?」
ナマエちゃんは麦茶を一口飲んでから少し驚いたかのように俺を見た。
まるで俺が言った事が意外だったみたいに。
『私も…緊張してる。多分、ツナ君よりも。』
「お、俺の方が緊張するよ!」
『私の方が緊張してるって!男の子の部屋入るの…初めてだから。』
「え…」
うわ、ヤバい。
何だか嬉しい。
ていうか可愛い。
いや、愛しい?
「ナマエちゃん。」
『ん?』
「その…キス、して良い?」
『えっ、えぇ!?』
わぁ、慌ててる。
そりゃあそうか。
いきなりキスして良いかなんて聞かれたら俺だって慌てる。
でも全然そういう雰囲気じゃなかったし、断られても仕方ないかな。
『私も、したい…キス。』
「ほ…本当に!?」
『…うん』
ナマエちゃん、顔真っ赤だ。
きっと俺も真っ赤だけど。
「じゃあ…」
『んっ』
ナマエちゃんの肩に手を置くと、ピクリと反応した。
後ろのベッドに押し倒したいなぁ、なんて変態みたいな考えが浮かんだけど今の
俺にも余裕が無い。
ゆっくり顔を近付けるとナマエちゃんは目を閉じる。
「……」
『ん…』
ナマエちゃんの唇は柔らかくて、少し震えていた。
やっと、やっとキス出来た。
キスが出来たらもっとナマエちゃんが愛しく思えてきた。
『ぷはっ』
「あれ?息止めてた?」
『うん。』
「鼻で息すれば良かったのに。」
『あ、そっか。緊張しすぎて忘れてた。』
「ははっ」
『あははっ。ねぇ、ツナ君。』
「うん?」
『もう1回ちゅーして?』
「…うんっ」
2回目のキスでは、ナマエちゃんはちゃんと鼻で息をしたらしい。
(1回と言わず何度でも)