一年は十二ヶ月(沢田夢)
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十月がかけあしで
今日は沢田君の誕生日だ。
彼女として何をしてあげたら良いのか分からなくて、友達に相談してみたりした
。
最近、時々だけど私と沢田君はギクシャクする時がある。
私は夏休みのあのハルさんという女の子が気になって仕方ないからだ。
沢田君ももしかして、私に不安があるのかな?
私は沢田君だけを好きだけど。
でも今日はそんなうじうじした気持ちは忘れよう。
沢田君の誕生日を祝いたい。
『あの、沢田君。』
「何、ミョウジさん?」
『昼休みにちょっと良い?』
「うん、大丈夫だよ。」
『じゃあ昼休みに体育館裏に来て。』
「うん。分かった。」
誘っちゃった。
とても恥ずかしかった!
でもでも、友達にせっかく話を聞いてもらったんだ。
友達の協力を無駄にしたくない。
時間は過ぎに過ぎて、昼休みがとうとう来た。
死にそう。
心臓がバクバクとうるさい。
でも、今日は沢田君の誕生日なんだ。
普段はお互いになかなか踏み出せない一歩を、今日は私が踏み出す。
私が、沢田君を好きだから。
「ミョウジさんお待たせ。」
『ううん。わざわざごめんね。』
「いや、大丈夫だよ。」
沢田君、ちょっと照れてる。
やっぱり少しは期待してくれてるんだ。
『沢田君。私ね、今日何も用意出来なかったの。』
「え、あ、いや、気にしないでよ。」
『今度沢田君とお買い物したくて、何も用意しなかったの。』
「え…」
『お買い物…付き合ってくれる?』
自分でもズルいとは思ってる。
でも、沢田君と一緒に選びたかった。
プレゼント渡しておめでとうだけじゃなくて、もっと一緒に過ごしたかったんだ
。
「勿論だよ!一緒に行こう。」
『沢田君…』
あぁ良かった。
沢田君はやっぱり優しい。
『ありがとう沢田君。あ、あとね…』
「ん?」
ここからは友達のアドバイスだ。
大丈夫かな。
変な奴って思われないかな。
『誕生日おめでとう、ツナ君。……好きだよ』
「……」
うわぁ、言っちゃった。
恥ずかしい。
沢田君は何も言わないし。
『あ、あの、じゃあまた教室で――…』
グイッ、と腕が引かれたかと思うと体中に温もりが広がる。
沢田君のにおいが近くに感じる。
私、沢田君に抱き締められてる。
『沢田君?』
「また、名前で呼んで。」
『…ツナ君。』
「もっと」
『ツナ君…ツナ君っ』
名前を呼ぶと強く抱き締められたから、もっと強く抱き締めてほしくて沢山呼ん
だ。
やっと呼べた名前に泣きそうになりながらも、もっと呼びたくなった。
「俺、嬉しいよ。名前の呼び方が変わっただけなのに、凄く嬉しいんだ。」
『わ、私も…ぎゅってしてもらえて嬉しいよっ』
こうして触れ合うのは初めてだから、心臓が壊れそうな程煩い。
やっと、沢田君…ツナ君に触れられた。
(もっとこうしていたいよ)
今日は沢田君の誕生日だ。
彼女として何をしてあげたら良いのか分からなくて、友達に相談してみたりした
。
最近、時々だけど私と沢田君はギクシャクする時がある。
私は夏休みのあのハルさんという女の子が気になって仕方ないからだ。
沢田君ももしかして、私に不安があるのかな?
私は沢田君だけを好きだけど。
でも今日はそんなうじうじした気持ちは忘れよう。
沢田君の誕生日を祝いたい。
『あの、沢田君。』
「何、ミョウジさん?」
『昼休みにちょっと良い?』
「うん、大丈夫だよ。」
『じゃあ昼休みに体育館裏に来て。』
「うん。分かった。」
誘っちゃった。
とても恥ずかしかった!
でもでも、友達にせっかく話を聞いてもらったんだ。
友達の協力を無駄にしたくない。
時間は過ぎに過ぎて、昼休みがとうとう来た。
死にそう。
心臓がバクバクとうるさい。
でも、今日は沢田君の誕生日なんだ。
普段はお互いになかなか踏み出せない一歩を、今日は私が踏み出す。
私が、沢田君を好きだから。
「ミョウジさんお待たせ。」
『ううん。わざわざごめんね。』
「いや、大丈夫だよ。」
沢田君、ちょっと照れてる。
やっぱり少しは期待してくれてるんだ。
『沢田君。私ね、今日何も用意出来なかったの。』
「え、あ、いや、気にしないでよ。」
『今度沢田君とお買い物したくて、何も用意しなかったの。』
「え…」
『お買い物…付き合ってくれる?』
自分でもズルいとは思ってる。
でも、沢田君と一緒に選びたかった。
プレゼント渡しておめでとうだけじゃなくて、もっと一緒に過ごしたかったんだ
。
「勿論だよ!一緒に行こう。」
『沢田君…』
あぁ良かった。
沢田君はやっぱり優しい。
『ありがとう沢田君。あ、あとね…』
「ん?」
ここからは友達のアドバイスだ。
大丈夫かな。
変な奴って思われないかな。
『誕生日おめでとう、ツナ君。……好きだよ』
「……」
うわぁ、言っちゃった。
恥ずかしい。
沢田君は何も言わないし。
『あ、あの、じゃあまた教室で――…』
グイッ、と腕が引かれたかと思うと体中に温もりが広がる。
沢田君のにおいが近くに感じる。
私、沢田君に抱き締められてる。
『沢田君?』
「また、名前で呼んで。」
『…ツナ君。』
「もっと」
『ツナ君…ツナ君っ』
名前を呼ぶと強く抱き締められたから、もっと強く抱き締めてほしくて沢山呼ん
だ。
やっと呼べた名前に泣きそうになりながらも、もっと呼びたくなった。
「俺、嬉しいよ。名前の呼び方が変わっただけなのに、凄く嬉しいんだ。」
『わ、私も…ぎゅってしてもらえて嬉しいよっ』
こうして触れ合うのは初めてだから、心臓が壊れそうな程煩い。
やっと、沢田君…ツナ君に触れられた。
(もっとこうしていたいよ)