一年は十二ヶ月(沢田夢)
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うつの七月のうつ
ミョウジさんと付き合ってもう少しで1ヶ月が経とうとしている。
俺たちは未だにミョウジさんと沢田君の呼び方だ。
別に不満があるわけじゃない。
ただやっぱ、好きな人と付き合えたのだから何か特別なものが欲しい。
テスト勉強で忙しいからという理由からデートらしい事もしてないし、2人きり
になることも無い。
ミョウジさんは俺の事を好きだと言ってくれた。
でも、それはただミョウジさんの優しさであって俺の言う好きとは違うんじゃな
いだろうか。
あそこでミョウジさんに断られたら、確かにこれから気まずくなっていた。
でもそんな理由で告白を受け入れる人とも思えないけど。
「えーっ、あの沢田綱吉と付き合ったの!?」
教室に入ろうとしたら聞こえてきた声。
思わず足を止めて廊下で立ち聞きした。
『うん、言うのが遅くなってごめんね。』
「それは良いけど…何であのダメツナ?」
やっぱりダメツナって思われてるんだ…
分かってたけどさ、うん。
『沢田君はダメじゃない。』
「もうノロケ?」
『沢田君の周りはキラキラしてて楽しそうだよ。』
ミョウジさん…それあまりフォローになってないよ。
嬉しいけどさ。
「じゃあさ、もうチューとかしたの?」
『へ?してないよ。』
「何それぇ。やっぱダメツナだな。男ならガバッとやれって!!」
……ごめんなさい。
『私は沢田君の隣に居られれば何もしなくて良いよ。』
「っ、」
「えー、本気?」
『うん。今まで通りで凄く満足してる。』
「はぁ…それって恋愛感情なの?」
素直にショックだった。
俺とミョウジさんは全く考え方が違っているんだ。
俺はミョウジさんともっと一緒に居て、触れたいと思ってる。
それは恋愛として本当にミョウジさんが好きだからだ。
でもミョウジさんは違う。
今まで通りで良いと言った。
それじゃあ、何のために付き合っているんだ。
『私はちゃんと沢田君が好きだよ。』
その好きは、本当に特別なものなの?
(近付いた筈なのに、遠いよ)
ミョウジさんと付き合ってもう少しで1ヶ月が経とうとしている。
俺たちは未だにミョウジさんと沢田君の呼び方だ。
別に不満があるわけじゃない。
ただやっぱ、好きな人と付き合えたのだから何か特別なものが欲しい。
テスト勉強で忙しいからという理由からデートらしい事もしてないし、2人きり
になることも無い。
ミョウジさんは俺の事を好きだと言ってくれた。
でも、それはただミョウジさんの優しさであって俺の言う好きとは違うんじゃな
いだろうか。
あそこでミョウジさんに断られたら、確かにこれから気まずくなっていた。
でもそんな理由で告白を受け入れる人とも思えないけど。
「えーっ、あの沢田綱吉と付き合ったの!?」
教室に入ろうとしたら聞こえてきた声。
思わず足を止めて廊下で立ち聞きした。
『うん、言うのが遅くなってごめんね。』
「それは良いけど…何であのダメツナ?」
やっぱりダメツナって思われてるんだ…
分かってたけどさ、うん。
『沢田君はダメじゃない。』
「もうノロケ?」
『沢田君の周りはキラキラしてて楽しそうだよ。』
ミョウジさん…それあまりフォローになってないよ。
嬉しいけどさ。
「じゃあさ、もうチューとかしたの?」
『へ?してないよ。』
「何それぇ。やっぱダメツナだな。男ならガバッとやれって!!」
……ごめんなさい。
『私は沢田君の隣に居られれば何もしなくて良いよ。』
「っ、」
「えー、本気?」
『うん。今まで通りで凄く満足してる。』
「はぁ…それって恋愛感情なの?」
素直にショックだった。
俺とミョウジさんは全く考え方が違っているんだ。
俺はミョウジさんともっと一緒に居て、触れたいと思ってる。
それは恋愛として本当にミョウジさんが好きだからだ。
でもミョウジさんは違う。
今まで通りで良いと言った。
それじゃあ、何のために付き合っているんだ。
『私はちゃんと沢田君が好きだよ。』
その好きは、本当に特別なものなの?
(近付いた筈なのに、遠いよ)