一年は十二ヶ月(沢田夢)
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五月のはずみに
ミョウジさんとまた同じクラスになれた。
もしかしたら、クラスが別になったらもう話せないかもって思っていたんだ。
同じクラスになったから何か変わったわけじゃないけど。
それでも、俺は嬉しかった。
でももっとミョウジさんの事を知りたいと思うのに、踏み出せずにいる。
こんな臆病な自分が嫌いだ。
どうしたらミョウジさんと沢山話せるんだろう。
『あれ?沢田君、まだ残ってるの?』
「うん、先生にこのプリント提出しなくちゃいけなくて。」
放課後、先生に今日中にやるようにとプリントをわたされた。
1年の時の成績が悪かった事が影響しているらしい。
出来ない奴にプリントだけわたしても出来るわけないのに。
「ミョウジさんは?」
『私は委員会だったの。』
「そっか。お疲れさま。」
あぁ、荷物をまとめてる。
せっかく2人なのに。
俺にこのプリントさえ無ければミョウジさんに一緒に帰ろうって言えたかもしれ
ない。
『それ数学?』
「うん、そうなんだ。どうしても苦手で…」
『見せて。』
わ、ミョウジさん近いっ
目の前に座るなんて事今までなかったから、緊張するな。
『これ難しいよね。』
「へ?」
『塾で習ったレベルだから。』
そ、そんなものを先生は俺に出したの!?
無理だろ!
『沢田君。』
「ん?」
『手伝ってあげるね。』
あぁ、俺はいつもミョウジさんの笑顔に救われてる。
どうしてミョウジさんは俺なんかと仲良くしてくれるんだろ。
俺は、ダメツナなのに。
―――…
「手伝ってくれてありがとうミョウジさん。」
『気にしないで。お疲れさま。』
ミョウジさんが手伝ってくれたお陰でプリントは30分程で終わった。
下駄箱で靴を履くミョウジさんを見ながら、一緒に帰ろうって一言がなかなか言
い出せない。
どうしよう。
『沢田君。』
「なに?」
『一緒に帰ろう。』
「っ、」
まただ。
また、ミョウジさんの笑顔に救われた。
俺が言ってほしい言葉をいつもくれる。
「…うんっ」
あぁ、俺は…
俺は、ミョウジさんが笑ってくれると嬉しいんだ。
沢山救われたんだ。
君ともっと一緒に居たいと思うんだ。
「ミョウジさん。」
『何?』
「……なんでもない」
『へんな沢田君。』
俺、ミョウジさんが好きなんだ。
(横に並ぶのが恥ずかしくて、少し前を歩いた)
ミョウジさんとまた同じクラスになれた。
もしかしたら、クラスが別になったらもう話せないかもって思っていたんだ。
同じクラスになったから何か変わったわけじゃないけど。
それでも、俺は嬉しかった。
でももっとミョウジさんの事を知りたいと思うのに、踏み出せずにいる。
こんな臆病な自分が嫌いだ。
どうしたらミョウジさんと沢山話せるんだろう。
『あれ?沢田君、まだ残ってるの?』
「うん、先生にこのプリント提出しなくちゃいけなくて。」
放課後、先生に今日中にやるようにとプリントをわたされた。
1年の時の成績が悪かった事が影響しているらしい。
出来ない奴にプリントだけわたしても出来るわけないのに。
「ミョウジさんは?」
『私は委員会だったの。』
「そっか。お疲れさま。」
あぁ、荷物をまとめてる。
せっかく2人なのに。
俺にこのプリントさえ無ければミョウジさんに一緒に帰ろうって言えたかもしれ
ない。
『それ数学?』
「うん、そうなんだ。どうしても苦手で…」
『見せて。』
わ、ミョウジさん近いっ
目の前に座るなんて事今までなかったから、緊張するな。
『これ難しいよね。』
「へ?」
『塾で習ったレベルだから。』
そ、そんなものを先生は俺に出したの!?
無理だろ!
『沢田君。』
「ん?」
『手伝ってあげるね。』
あぁ、俺はいつもミョウジさんの笑顔に救われてる。
どうしてミョウジさんは俺なんかと仲良くしてくれるんだろ。
俺は、ダメツナなのに。
―――…
「手伝ってくれてありがとうミョウジさん。」
『気にしないで。お疲れさま。』
ミョウジさんが手伝ってくれたお陰でプリントは30分程で終わった。
下駄箱で靴を履くミョウジさんを見ながら、一緒に帰ろうって一言がなかなか言
い出せない。
どうしよう。
『沢田君。』
「なに?」
『一緒に帰ろう。』
「っ、」
まただ。
また、ミョウジさんの笑顔に救われた。
俺が言ってほしい言葉をいつもくれる。
「…うんっ」
あぁ、俺は…
俺は、ミョウジさんが笑ってくれると嬉しいんだ。
沢山救われたんだ。
君ともっと一緒に居たいと思うんだ。
「ミョウジさん。」
『何?』
「……なんでもない」
『へんな沢田君。』
俺、ミョウジさんが好きなんだ。
(横に並ぶのが恥ずかしくて、少し前を歩いた)