一年は十二ヶ月(沢田夢)
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ほこりたかく四月
並盛中に入学してもう1年が経った。
今日はクラス発表の日だ。
せっかく沢田君と少し仲良くなれたのに、もしかしたらクラスが別になってもう
挨拶もしなくなるかもしれない。
それはそれで少し残念だけど、中学生の男女ならよくある事。
仕方ないんだ。
「ミョウジさん。また同じクラスだね。」
教室に入り指定されている席につくと、沢田君が私の所まで来てくれた。
『そうみたいだね。また1年よろしくね。』
「こちらこそよろしく。じゃあ、俺は向こう行くね。」
そう言って沢田君は山本君ど獄寺君の方へ行ってしまった。
沢田君とは一度私の家に来てからも普段と変わらない接し方だった。
ただ最近は話す時間が増えたけど。
沢田君が優しく笑う度に私は恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちになる。
「ナマエちゃん、ちょっと良いかな?」
体育館での始業式を終えて教室に戻ろうとしたら、あまり面識の無い男子に呼び
止められた。
1年の時クラスが違う事もあってあまり話した事がない人だ。
いつから私の事名前で呼んでいたんだろう。
「俺さ、1年の頃からナマエちゃんの事良いなって思ってて…俺と付き合わな
い?」
体育館裏までついて行ったら突然の告白。
わざわざ体育館裏まで来た時点で予想していたからたいして驚かない。
ただ、何でこの人は私を好きなんだろうって思った。
『ごめんね、私貴方とは付き合えない。』
「な、なんで!?」
何で?
答えは単純に、好きじゃないから。
寧ろこの人は私が告白を受け入れると思っていたのだろうか?
『私好きな人いるから。』
自然と出た自分の言葉に驚く。
私に、好きな人?
「誰?」
『貴方に関係ない。』
「教えてくれよ!」
『……』
私は…私が好きなのは、
『沢田君』
君が好きなんだ。
「沢田君って…あのダメダメな沢田綱吉!?何で!?」
『こういうのって理屈じゃないと思うよ。』
「いや、でも、あのダメツナって…」
『沢田君はダメじゃない。』
確実に成長してる。
もともと優しい人だったかもしれない。
でも、もっと優しくなった。
強くもなった。
沢田君の事がもっと知りたい。
側に居たい。
『沢田君は貴方よりかっこいいよ。』
強い風に、桜の花びらが舞った。
(自分の気持ちが分かってスッキリした)
並盛中に入学してもう1年が経った。
今日はクラス発表の日だ。
せっかく沢田君と少し仲良くなれたのに、もしかしたらクラスが別になってもう
挨拶もしなくなるかもしれない。
それはそれで少し残念だけど、中学生の男女ならよくある事。
仕方ないんだ。
「ミョウジさん。また同じクラスだね。」
教室に入り指定されている席につくと、沢田君が私の所まで来てくれた。
『そうみたいだね。また1年よろしくね。』
「こちらこそよろしく。じゃあ、俺は向こう行くね。」
そう言って沢田君は山本君ど獄寺君の方へ行ってしまった。
沢田君とは一度私の家に来てからも普段と変わらない接し方だった。
ただ最近は話す時間が増えたけど。
沢田君が優しく笑う度に私は恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちになる。
「ナマエちゃん、ちょっと良いかな?」
体育館での始業式を終えて教室に戻ろうとしたら、あまり面識の無い男子に呼び
止められた。
1年の時クラスが違う事もあってあまり話した事がない人だ。
いつから私の事名前で呼んでいたんだろう。
「俺さ、1年の頃からナマエちゃんの事良いなって思ってて…俺と付き合わな
い?」
体育館裏までついて行ったら突然の告白。
わざわざ体育館裏まで来た時点で予想していたからたいして驚かない。
ただ、何でこの人は私を好きなんだろうって思った。
『ごめんね、私貴方とは付き合えない。』
「な、なんで!?」
何で?
答えは単純に、好きじゃないから。
寧ろこの人は私が告白を受け入れると思っていたのだろうか?
『私好きな人いるから。』
自然と出た自分の言葉に驚く。
私に、好きな人?
「誰?」
『貴方に関係ない。』
「教えてくれよ!」
『……』
私は…私が好きなのは、
『沢田君』
君が好きなんだ。
「沢田君って…あのダメダメな沢田綱吉!?何で!?」
『こういうのって理屈じゃないと思うよ。』
「いや、でも、あのダメツナって…」
『沢田君はダメじゃない。』
確実に成長してる。
もともと優しい人だったかもしれない。
でも、もっと優しくなった。
強くもなった。
沢田君の事がもっと知りたい。
側に居たい。
『沢田君は貴方よりかっこいいよ。』
強い風に、桜の花びらが舞った。
(自分の気持ちが分かってスッキリした)