嫌われ番外編/文化祭前編
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何故か、皆が朝からざわつく。
一体何が…
「…というわけで、文化祭まで日付がない。演技の役柄を決めるぞ。」
と、言って先生が黒板に書いたのは“シンデレラ”という文字。
あぁ、もう少しで文化祭なんだ。
「だりぃな…んなもん、何の意味があるんだ。」
獄寺隼人の意見に、同意。
「まぁまぁ、獄寺君。屋台とか楽しそうじゃない。」
「ですよね、10代目!!」
『……』
少しでも同意したあたしが馬鹿だった…
「それで、役柄なんだが…」
どうせ立候補とかくじ引きでしょ。
お決まりだよね。
「風紀委員から指名された。」
『……』
風紀委員は何を…
「言うぞー。良いか?恨むなよ?俺が決めたわけじゃないからな?」
どんだけビビってんだよ先生…
「意地悪な母親は山本。
娘(姉)は沢田。
娘(妹)は笹川。
魔法使いはブブッ、獄寺。」
「オイオイ…俺、女役かよ」
「っていうか…際どく出番多いじゃん!!」
「え~私が意地悪な妹なんだ。ちゃんとできるかな?」
笹川京子なら余裕ですよ。
寧ろ、母親やったらどうですか。
…と、言いたい言葉を飲み込む。
「つうか何で俺が魔法使いなんだよ!!テメェ、笑っただろ!!」
先生の胸ぐらを掴んでキレる獄寺隼人。
まぁ、気持はわかりますよ。
出番は少ないけど微妙に重要な役ですよね。
「ちょっ、待ちなさい!!まだ発表は終わっていないぞ!!」
「獄寺君、やめなって!!先生は悪くないよ!!」
獄寺隼人の暴走を止める10代目。
何か…コントだなぁ。
「えー。では、シンデレラ役は…ミョウジだ。」