喜狂で思春期/過去拍手夢
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喜狂で青春
―獄寺の場合―
『獄寺隼人、勉強教えてください。』
「勉強？」
『はい。』
あぁ、コイツ勉強できないんだっけな。
そりゃあ授業出てなかったしな。
「仕方ねぇな。」
『ありがとうございます！』
そう言いながら、俺の机に教科書を広げて目の前に座る。
「!!」
『な、何ですか…』
「いや、別に…」
ち、近い…
『数学とか根本的に分からないんですよね。』
「教えるの苦労しそうだな。」
―ドキドキ―
ヤバい。
近すぎるだろ。
顔が目の前だぞ？
「今回の範囲は連立方程式からだな…何がわからねぇんだ？」
『れんりつ…？』
「そこからかよ。」
バカなんじゃねぇの。
わからねぇくせに授業サボってんじゃねぇよ。
「簡単に言うと、１つじゃ解けない式を２つ使う事で解けるって事だ。」
『へぇ…まるで恋愛みたいですね！』
「……」
アホか!!って殴るところだった。
「何でそう思うんだよ。」
『例えば…
あたし＋Ｘ＝１
Ｙ＋リボーン＝１
だとします。
あたし１人だと答えは出せないし、リボーン１人でもそれは同じです。
２人揃って初めて答えが…いえ、好きだということが分かるのだと思いませんか!?』
何でそっちだと頭の回転早いんだよ!!
「そ、そこまで分かってんならこれくらい解けんだろ！」
『……』
あ。
分からんって顔してやがる。
「はぁ…」
『す、すみませっ』
「いや、気にすんな。」
コイツはリボーンさんが好き。
それは分かってるけどな。
『獄寺隼人は優しいですね。』
「は？」
どこが。
『そういう不器用な優しさを好きな女性が居るのも分かりますよ。』
「……」
…好き？
「バ、バカな事言ってねぇで勉強すっぞ!!」
『はーい。』
ドキドキ
バクバク
心臓がうるさすぎて、何をどう説明したのか分からなくなった。
―結果―
『専門的な説明すぎてわからなかった…』
―獄寺の場合―
『獄寺隼人、勉強教えてください。』
「勉強？」
『はい。』
あぁ、コイツ勉強できないんだっけな。
そりゃあ授業出てなかったしな。
「仕方ねぇな。」
『ありがとうございます！』
そう言いながら、俺の机に教科書を広げて目の前に座る。
「!!」
『な、何ですか…』
「いや、別に…」
ち、近い…
『数学とか根本的に分からないんですよね。』
「教えるの苦労しそうだな。」
―ドキドキ―
ヤバい。
近すぎるだろ。
顔が目の前だぞ？
「今回の範囲は連立方程式からだな…何がわからねぇんだ？」
『れんりつ…？』
「そこからかよ。」
バカなんじゃねぇの。
わからねぇくせに授業サボってんじゃねぇよ。
「簡単に言うと、１つじゃ解けない式を２つ使う事で解けるって事だ。」
『へぇ…まるで恋愛みたいですね！』
「……」
アホか!!って殴るところだった。
「何でそう思うんだよ。」
『例えば…
あたし＋Ｘ＝１
Ｙ＋リボーン＝１
だとします。
あたし１人だと答えは出せないし、リボーン１人でもそれは同じです。
２人揃って初めて答えが…いえ、好きだということが分かるのだと思いませんか!?』
何でそっちだと頭の回転早いんだよ!!
「そ、そこまで分かってんならこれくらい解けんだろ！」
『……』
あ。
分からんって顔してやがる。
「はぁ…」
『す、すみませっ』
「いや、気にすんな。」
コイツはリボーンさんが好き。
それは分かってるけどな。
『獄寺隼人は優しいですね。』
「は？」
どこが。
『そういう不器用な優しさを好きな女性が居るのも分かりますよ。』
「……」
…好き？
「バ、バカな事言ってねぇで勉強すっぞ!!」
『はーい。』
ドキドキ
バクバク
心臓がうるさすぎて、何をどう説明したのか分からなくなった。
―結果―
『専門的な説明すぎてわからなかった…』
