嫌われ番外編(獄寺夢)
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別に、期待とかしていたわけじゃねぇけど。
―ガチャッ―
『あ、やっと見付けましたよ獄寺隼人。』
「…んだよ。」
屋上で、授業をサボっていたらナマエが来た。
『この前はありがとうございました。』
…この前?
『親戚(リボーン)も、冷しゃぶサラダを喜んでくれました。』
「…あ。」
あの事か。
別に、たいした事じゃねぇし。
「作れたのかよ、冷しゃぶサラダ。」
『はい、なんとか…それで、その…』
「んだよ。」
言い出しにくそうにしやがって…
別に良いけどよ。なんでも。
『これ、お礼に冷しゃぶサラダを少し作って来たのですが、食べてくれますか?』
「……」
別に、期待してるわけじゃなかった。
“礼に何か作って来たりして”とか
“少しは近付けるかも”とか
別に…
『口に合いますか?』
「…あぁ、うめぇよ。」
『…無理しないでください、不味いならそう言っ「だから、うめぇよ!!」』
うつ向いていたから、我慢して食ってると思われたのか…
冗談じゃねぇ。
顔を上げられるわけねぇだろ。
『本当に、ありがとうございました。』
「……」
親戚って奴は、何て言ったんだ。
どう褒めたか知らねぇけどな…
「…うめぇ。」
今の俺にはこれが精一杯の感想だ。
終わり