思春期番外編(骸夢)
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―――…
「でも残念ですね。僕も優勝出来ると思っていたんですけど。」
『あたしは骸が髑髏の姿だったらって話をしたんだよ。』
帰り道。
骸と一緒に歩いた。
本気で落ち込んでいるみたい。
「まぁ、素直なナマエを見れたから良しとしましょう。」
『気持ち悪い。』
「くっ…キモイより傷つきますね。」
『でも、今日は楽しかった。』
骸と、学校の行事を楽しめるなんて思わなかった。
黒曜に居た頃は、お互い学校の行事を楽しむ事は無かったし。
「そうですね。僕も、楽しかったですよ。」
『そう。』
「雲雀君がまた嫌いになりました。」
『…へぇ。』
笑顔で何言ってんだ。
まだ負けた事根に持ってんのか。
「次は文化祭が良いですね。」
『並盛は勘弁。』
また見られる。
並盛では京子と一緒に居たいし。
「じゃあ今度は黒曜ですね。」
骸、何だか楽しそう。
「もうここで結構ですよ。」
昨日別れた公園に着いた。
『気をつけてね。』
「ナマエこそ。やっぱり送りますか?」
『大丈夫。』
まだそんなに暗くないし。
『ねぇ、骸。』
「はい?」
『あたし達、さ…』
文化祭の日が来ても、こうして会えるのかな?
「…ナマエ?」
『っ、何でもない。言おうとしたこと忘れた!』
「クフフ、何ですかそれ。」
弱気になってたらダメだ。
でも、骸がまたいつか居なくなってしまう気がした。
『じゃあ、ママが家で待ってるからまたね!!』
「はい。また今度。」
手を振って、骸と別れた。
あたしは上手く笑えただろうか。
『文化祭…か。』
その日までに、骸の体が戻ってたら良いな。
そしたら髑髏と骸とあたしと…おまけで金髪と眼鏡と一緒に文化祭回れるんだ。
髑髏は喜んでくれるかな?
骸はまた楽しいって言ってくれるかな?
あたしは、その輪に入れるかな?
『…ま、いっか!』
骸と髑髏の笑顔が見れるなら。
(あたしは、その場に居れなくても良いから。)