思春期番外編(骸夢)
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『…骸の馬鹿。』
女装なんかしちゃってさ。
“だいたい、あたしは――…”
『ありのままの骸が好きなのに。』
絶対言えない。
言ったらダメって分かってるから、言わないのに。
「ナマエっ」
『む…くろ』
後ろから声がして、振り向けば骸が居る。
制服も男の方だ。
『女装、やめたの?』
「えぇ。もうみんな着替えましたよ。」
『へぇ。』
―ドキドキ―
そういえば久々だな。
姿が骸の状態で話すの。
「出来る事なら…ナマエには今日、黒曜の制服を着ていただきたかった。」
『無理だよ。あたし今、並盛の生徒だし。』
「クフフ。そうですね。それに、制服は関係ない。」
骸、何が言いたいんだろ?
「僕も、ありのままのナマエが好きですよ。」
『……』
聞かれた?
「…ところで、ナマエは誰に投票するんですか?」
『……』
「ナマエ?」
骸が一歩あたしに近付いて、あたしの肩に骸の手が乗る。
『骸…見られてる。』
「ナマエが男と居るのが珍しいんじゃないですか?」
『…たぶん。』
普段は触らせないし。
「ナマエ?僕の質問に答えてください。」
誰に、投票するか?
『恭弥にする。』
「はい!?」
『恭弥に投票する!』
「ナマエ、雰囲気読んでください。」
『骸は1位にならなくて良い!!』
1位になったって嬉しくない。
「ナマエ…嫉妬ですか?」
『分かんない。』
「今日は可愛いですね。」
『うるさい。』
結果、優勝したのは恭弥だった。
「委員長、素敵です!!」
「輝いてます!!」
「美しい!!!」
ほとんど風紀委員の投票らしい。