思春期番外編(犬夢)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『テメェら……何勝手に盛り上がってんだ…』
しゃがんでいたナマエが、ゆっくり立ち上がる。
その背中からは今までに無いくらいの怒りを感じた。
「ナマエ、戻ったんらなー!良かったびょん!」
―ガンッ―
「ぎゃん!」
頭を殴られ、痛そうにしゃがむ犬。
『もとはと言えばお前が変なクッキー食べさせたのが悪いんだろ!!!』
「お、落ち着いてくださいナマエ!!」
『しかもここ男子トイレ!?最悪!!!』
―バシッ―
「きゃんっ」
「犬も惚れ薬が入ってたなんて知らなかったんですよ…許してあげてください。」
『知っててやってたら、金髪にもクッキー食べさせてギザギザを一番に見せてやる!!』
「うげっ!やめてくれびょん!!」
「うげ…?」
『それぐらい嫌な事をお前はやったんだからな!!』
「嫌…?」
「レベルが全然ちげーびょん!!俺が骸さんにベタベタするとかきもちわりーびょん!!!」
「気持ち悪い!?」
「ナマエも犬も…もうやめなよ。骸様泣いてるから。」
「えっ!?なんれ!?」
『知るか!!』
「どうせ僕は気持ち悪いですよ…どうせ嫌ですよ…」
『もう全員気持ち悪いんだよ!!教室帰る!!!』
ナマエは顔を歪ませたまま、トイレから出ていった。
「ナマエってさー、好きな奴と嫌いな奴の差が激しいびょん。」
「好きになると態度が一気に違うね。」
「いつもあの態度に耐えてた京子が凄いですね。」
京子を一瞬尊敬した3人だった。
―――…
『金髪!あたしの席に荷物を置くな!!』
『こっちに食べ物飛ばすなよ!!殴るよ!?』
『何見てんの。文句あるの?』
「~っ、やっぱあっちのナマエの方が良かったびょん!!!」
黒曜は今日も平和です。
END