思春期番外編(犬夢)
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「!?」
「……」
「びょん?」
上から骸・千種・犬が目を見開いて驚く。
ナマエは今までに無いくらい笑顔だ。
『金髪、好き。』
「ナマエ…どうしたんだびょん…」
「笑顔が気持ち悪いですね。」
『金髪ぅー!』
―ぎゅっ―
―ゾワッ―
「わぁ凄い。全身鳥肌立ってますよ。」
「本能は男を拒絶してるんだ。」
ナマエに抱きつかれた犬は、少し慌てる。
「な、なんれ?どーしたんらよ?」
「犬…まさか、先程のクッキーが原因じゃないですか?」
骸の言葉に、犬と千種がクッキーに目を向けた。
「まさか…」
「はは、柿ピー考えすぎだびょん!」
「じゃあ何でナマエが犬にべったりなの?」
「それはっ」
『金髪ー、愛してる。』
「ナマエの突然の変化…間違いないですね。これは惚れ薬です!!」
「うわー、惚れ薬って本当にあるんれすね!」
「漫画じゃあるまいし…」
「ゴホン!ちなみにナマエ…僕は好きですか?」
骸がナマエの目の前に顔を向けた。
『うざい!』
―バキッ―
「クハッ!!」
「骸さん!?」
犬以外には態度が変わらないらしい。
「ナマエ!!骸さん殴っちゃダメらよ!」
『!!……はい。』
怒られた事がショックだったのか、落ち込むナマエ。
『金髪…ごめんね。』
「うっ……わ、わかれば良いびょん。」
「僕に謝ってくださいよ。」
骸の声は2人に届かなかった。
―――…
『金髪、手かして!』
授業中。
骸の席を乗っ取ったナマエは、後ろの席に座る犬の手をとり、自分の指と絡めた。
「へ、んな、ナマエ!?」
指を絡められた事に驚いた犬は、思わず手を引こうとする。
『動かないで』
「うっ」
少し強く握って、また優しく指で犬の手を滑らすナマエ。
周りから見たらただのバカップルだ。