初詣/喜狂番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あんれー?ナマエがいるびょん!!」
その声は……
『犬!!』
「ナマエ、あけおめー!!」
犬があたしの首に巻きつくように抱きついてきた。
「テメェ、ナマエから離れろ!!」
「るせー!!なんれおめーら、居るんらよ!!」
「それはこっちの台詞だ!!」
睨み合う獄寺隼人と犬。
「犬、離してあげなよ。」
『あ。千種君にクロームさん。』
「……」
無言であたしを見つめるクロームさん。
着物姿だ、可愛いー。
『犬、ちょっと離れてくださいね。』
―ベリッ―
「えぇー」
犬から離れて、千種君とクロームさんの所へ。
『明けましておめでとうございます。』
「おめでとう。」
「……」
クロームさんに無視された!
『ク、クロームさん、着物可愛いですね!!』
「……」
めげないぞ
『あたしも着物着てみたいですよ。』
「……」
め、めげない…
『でも、高そうな着物ですね。』
クロームさん、何か反応を…!!
「これ…幻覚。」
『はい?』
幻覚?
「クロームは今、本当は制服を着てるんだ。それを幻覚で着物に見せてる。」
『千種君、説明ありがとうございます。』
クロームさん、幻覚の無駄遣いですよ。
「フフ…」
『クロームさん?』
「クフフ…何やら、楽しい事になってるみたいですね。」
クロームさんの雰囲気が、一気に変わった。
『ゲッ。骸さん…』
「ゲッ、って何ですか。相変わらず汚い顔してますね。」
汚い顔!?
『む…骸さんこそ、いつから女装の趣味を持ったんですか?』
今の六道骸の見た目は着物姿のクロームさんだ。
いくら格好つけても姿は女。
「そうですね…初めて女装したのは10……いや、8歳の頃ですかね?」
『……』
そんな、マジに答えられても。