初詣/喜狂番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
奥に進むと、10代目がお財布を出した。
「じゃあお賽銭入れようか。」
『おさいせん?』
「えっとね…この箱に小銭を入れるんだ。そしたら今年の願いを祈るんだよ。」
『そうなんですか…』
神様もお金取るんだ。
「5円とか10円とかで良いんだ。」
『あたし、5円持ってます。』
「じゃあ、あの箱に投げて。」
『えいっ』
―ちゃりーん―
「俺も5円持ってるのなー」
山本武が、5円を投げようと構えた。
「あ、待って山本…!!」
『10代目?』
「そらっ!!」
―バキィッ―
確かにお賽銭箱には入った。
箱の木を1本折って。
『あわわわわわ!!』
「やべー、力んじまった。」
「野球馬鹿が!!調節しろよ!!」
これはもう野球馬鹿とかそういうレベルじゃない。
たぶん、人に投げて打ちどころ悪かったら死ぬ。
「おれは2009円入れる。」
『2009円!?』
どんだけ金持ちなんだ獄寺隼人!!
「その年の金額を入れるこだわりだ。」
『そうですか…』
「お、俺は10円で…」
「『10代目の10円ですか?』」
あたしと獄寺隼人の声がかぶった。
「…違うけど」
10代目が、否定するように更に10円入れた。
―ガラガラッ―
『大きい鈴ですねー』
「これで手を合わせて祈るんだよ。」
『は、はいっ』
あたし達4人は、手を合わせて黙る。
(今年こそ平和で静かに暮らせますように。)
(ホームラン沢山打てますように。)
(10代目の右腕10代目の右腕10代目の右腕10代目の右腕10代目の右腕………)
(リボーンとラブラブリボーンとラブラブリボーンとラブラブ……)
「ナマエちゃんと獄寺君、随分長く祈ってたね。」
「そうっスか?」
『願い事は1つだったんですけどね。』
「ははっ。それだけ叶えたい願いなのなー。」
『沢山祈ったので、叶う気がします!』