初詣/喜狂番外編
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10代目と暫く歩くと、前方に人が2人いた。
「山本、獄寺君おはよう。」
『お二人共、明けましておめでとうございます。』
「おぉ、ツナにナマエ。おめでとうさん。今年もよろしくな!」
「10代目、おめでとうございます。ナマエもついでに。」
『ついで!?』
獄寺隼人があたしをからかうと、山本武も10代目も可笑しそうに笑っている。
「もう大分人が少ないのなー。」
山本武の言うとおり、ニュースのような人の群れはもう落ち着いている。
「山本は年明け、のんびり出来た?」
「いや、寿司屋がちょっとな…注目多くてのんびりは出来なかった。」
そっか。
みんな年明けには寿司を食べるんだ。
『お疲れさまです。』
「ははっ。まぁ、商売繁盛なのは良いことだよな!」
山本武らしい考えだな。
『獄寺隼人は、どう過ごしたんですか?』
「俺は10代目の家で年越しを迎えた。」
は?
『いや……居なかったですよね?』
「俺も、獄寺君が家にいた記憶無いな。」
そう。
だって、あたし達は10代目の家族と年越しそばを食べていたのだ。
「0時を回る30分前から、10代目の家の前で祈ってました。」
『キッ…!!』
キモイ。
危うくそう言いそうになった口を閉じた。
「ははっ。獄寺、それ気持ち悪いのなー。」
山本武、はっきり言い過ぎです。
「……」
10代目なんて、笑顔で固まってる!!
『ほ、ほら、神社が見えてきましたよ!』
あまり大きくない神社だけあって、人も少ないみたいだ。