子供になったら/喜狂番外編
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『んっ…』
あ、目線が戻った。
手も大きくなってる。
元の大きさに、戻ったんだ。
「ねぇ。大丈夫?」
『あ、雲雀先輩…』
そういえばまだ、雲雀恭弥に抑えられたままだ。
でもこれなら、逃げられる。
『ふふふ…雲雀先輩、あたしを甘く見ないでください。元に戻れたなら、あたしの勝ちです。』
「そうかな。」
だって、逃げられれば良いんだ。
戦うつもりは無い。
「僕ならその格好で逃げるくらいなら死ぬけどね。」
『へ?』
格好?
『ギャッ!!』
「色気ないなぁ。」
いや、いやいやいや。
色気とかそんな事問題じゃない。
忘れてた、服はDr.シャマルに借りた幼稚園みたいな服装だ。
今のあたしの大きさに対して、その服はあまりに小さい。
ワンピースみたいになっていた服は胸下までの丈になって、園児ようのカボチャパンツは丸見え。
『や、やだ!!』
「まぁ、似合ってるよ。」
『嬉しくないです!!!』
だって、こんなの…どこかの変態みたいじゃない。
「骸とか喜びそうだよね。」
『あたしもちょっと思いましたけど、言わないでください!!!』
目に浮かんだ。
あの嫌な笑顔。
『ひ、雲雀先輩も…早く退いてください。』
いつまで人を下に敷いてるつもりなんだ。
「やだ。」
『え…』
え、ちょっと…
何だか雲雀恭弥の顔が近い?
『ひ…ばり先輩?』
「……」
本当に、顔がぶつかるんじゃないかってくらい近い
―ガチャッ―
「失礼します委員長。デザートを持って来ました。」
『あ。草壁さん。』
「……」
―ガチャンッ―
草壁さんの手から、いろんな種類のケーキが落ちた。
「い、委員長…?いったい何を…」
何を?
草壁さん、何考えてるの?
『あ゛』
あたしを押し倒してる雲雀恭弥。
倒されてるあたし。
それだけならまだしも、今のあたしは園児コスプレだ。