子供になったら/喜狂番外編
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「えー…というわけで、暫くナマエの事は頼むぜ。ツナ。」
「た、頼むぜって…どういう事だよシャマル!!」
『おろしてくださいDr.シャマル!!』
Dr.シャマルに抱っこされたまま、10代目の教室に運ばれた。
山本武や獄寺隼人も驚いている。
「幼いからって、手を出すなよ。」
『ちょっと、何お尻触ってるんですか。』
「俺が貸したパンツ、サイズ丁度良いだろ。」
『やっ…じゅーだいめ!!』
「えっ…」
じゅーだいめ?
じゅーだいめって…
違う違う。
10代目だ。
『じゅーだいめ!!じゅーだいめ!!』
「お、どうしたんだナマエー。」
叫ぶあたしを宥めるように背中を軽く叩くDr.シャマル。
『ちが…声が…』
「こらこら泣くな。」
何で涙が出るの?
そういえば、さっきDr.シャマルに怒られた時も泣きそうになったな。
子供になったから…?
「と、とりあえずさ…ナマエちゃんは今日大人しくしてなよ。」
『大人しく?』
「うん。大人しく授業受けて、大人しく過ごそうね。」
『ひっ』
10代目の笑顔が黒い。
大人しくを強調されてる。
『はい…』
どうなるの、あたし…
―――…
「次にこのxに-2を代入して先程の式を使えば…」
『……』
つ、つまらない…
眠い。
遊びたい。
何で遊びたいって思う?
子供になったからか?
『じゅーだいめぇ…』
「はいはい、大人しくしてて。」
『……』
何か冷たい。
『~っ、むりです!!つまんない!!』
―ダッ―
「あ、ナマエちゃん!!」
あたしは、駆け出した。
こんな静かな空気に耐えられないから。
元々、授業なんてまともに受けないのに。
―ガシッ―
「ダメだろ、大人しくしてなきゃ。」
『きゅー…』
捕まった。10代目に。
首根っこを掴まれ、吊される。
10代目に捕まるなんて、あたしはそうとう鈍くなったみたい。
体が幼いとはいえ、ショック。