嫌われNGシーン
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《第2話“戦いの幕開け”7ページ》
OKシーン
『あんにゃろう…女相手に思いっきりやりやがって…』
ちょっと食欲が失せた。
『……最悪。』
殺られる前に殺る。
それがマフィア世界の決まりなのに、今のあたしは何も殺れない。
でもあたし、元々人と付き合うのって苦手だしなー。
同い年と話す事って最近全然なかったし。
まぁ…これから起きるのはイジメだろうけど。
―キーンコーンカーンコーン―
『ゲゲッ。結局食べられなかったし…』
まぁ…またサボっちゃえばいっか。
また屋上に来てサボろうとした…
―ガチャッ―
「やぁ。もう授業は始まってるけど何しに来たの?」
『…そちらこそ。』
また会ってしまった。
学ランをはおった風紀委員。
「僕はこの町の秩序だからね。」
『……それって、強いっていう意味?』
コイツ…本当にただの中学生?
隙がないよ。
「君、本当に中学生?」
『偶然ですね。あたしも今、アナタの事をそう思いました。』
「さっきも気絶しなかったし、随分鍛えられてるんだね。
面白い…
咬み殺したくなるよ」
―グチャッ―
「!!」
『あぶなっ。』
いきなりトンファーで頭を狙われたから、さっきの弁当で盾にした。
あーあ。
あたしの弁当…(泣)
「……」
『あれ?風紀委員さん?』
―バキッ―
『がっ!!』
「血で汚れるのは好きだけど、この汚れは嫌いだよ。」
弁当を潰した時に跳ね返ってかかった具が気に入らないらしい。
「覚悟してね。救急車は呼んであげるから。」
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